“日本がアメリカ車の進出を不当に阻んでいる”米・政府高官　トランプ氏 輸入自動車に25％の追加関税を発表　日本も対象に　4月3日発動予定

日本経済への影響はあるのでしょうか。アメリカのトランプ大統領は、日本車を含む、輸入するすべての自動車に25％の追加関税を課すと発表しました。

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アメリカ　トランプ大統領
「アメリカで製造されていないすべての自動車に25％の追加関税を課す」

トランプ大統領は26日、輸入するすべての自動車を対象に25％の追加関税を課すと発表しました。4月3日に発動する予定で、恒久的な措置にするとしています。

現在、乗用車への関税は2.5％ですが、追加関税の25％が上乗せされれば、27.5％。一気に11倍となります。

トランプ氏は追加関税で、自動車メーカーがアメリカ国内に工場を建設し、新たな雇用を生むと強調しました。

アメリカ　トランプ大統領
「まずは多くの建設の仕事が、それから自動車の仕事が生まれるだろう。とても素晴らしいことだ」

日本政府はこの間、トランプ政権に日本から輸出する車を対象外とするよう求めてきましたが、聞き入れられませんでした。

それどころか、トランプ政権の高官は日本がアメリカ車の進出を不当に阻んでいると発言しています。

アメリカ　ナバロ大統領上級顧問
「日本の幹線道路沿いなどのディーラーでアメリカ車を売ることは事実上、不可能だ。日本が許さないからだ」

貿易戦争の矛先を日本にも向け始めたトランプ政権。4月2日には貿易相手国と同じ水準の関税を課す「相互関税」を発表する予定で、こちらも日本は対象になる見通しです。