高市総理の最終判断は?“冒頭解散”の見方広がる 立憲・公明党首が連携強化検討…自民に伍する勢力に【Nスタ解説】
高市総理が1月23日、通常国会冒頭で衆議院を解散するとの見方が広がっています。その高市総理は、就任後初めて地元・奈良へ「お国入り」。高市総理の「強気」を支えるものは何なのでしょうか。
【画像で見る】石破内閣~高市内閣の支持率の推移(JNN世論調査)
世論調査では高支持率を維持 高市総理、地元・奈良へ
12日の正午ごろ、羽田空港に姿を見せた高市総理。向かった先は…。
記者
「高市総理の車列が奈良市内のホテルへと入っていきます。明日の日韓首脳会談に向け、準備するものと思われます」
高市総理の地元で、12日に日韓首脳会談が行われる奈良。政権発足から間もなく3か月、初の「お国入り」となります。
この土日にJNNが行った世論調査では、高市内閣を「支持できる」という人は12月の調査より2.3ポイント上昇し78.1%でした。
高い支持率の影響は、奈良の土産物店でも。目立つ場所に、総理のイラスト入りの「まんじゅう」や「アクリルスタンド」など、関連グッズがズラリと並びます。
なら和み館 西田唯さん
「(就任)3か月、『さなえちゃんまんじゅう』だけで5200個ぐらい販売しているので」
別の店で、問い合わせが殺到しているというのが、雪駄です。
年末に高市総理が公邸に引っ越した際に履いていたのが、奈良・三郷町の「DESIGN SETTA SANGO」という店のもので、SNSなどで話題となっています。以前撮影された、雪駄を持つ総理の写真も。注文は商品全体に及んでいるそうで、店も反響の大きさに驚いているということです。
DESIGN SETTA SANGO 星田純子さん
「在庫がほぼゼロに近い状態なので、売り場に並べるのも足りない状態になっています」
「解散」の可能性に地元・奈良は?
その高市総理、23日に召集予定の通常国会冒頭で解散に踏み切るとの見方が広がっています。
背景には高い支持率があるとみられますが、早期の解散について、奈良で話を聞くと…。
街の人
「支持率は高いけど、生活に直結しての実感は特にない、物価高とか。いま(解散)しなくてもいいんじゃない」
「それ(解散)はありだと思います。鉄は熱いうちに打てじゃないですけど、彼女の思い、政策を遂行してほしい」
「(総理)就任してから3か月?(解散)早すぎるでしょう」
また、こんな意見も…。
街の人
「(自民)党自体の期待値は低いけれども、(高市総理は)改革をしていって、いまあるものを変えていくような印象を受ける」
立憲・公明の代表が会談も…選挙協力は“不透明”
12日朝、都内のホテルに顔をそろえた立憲民主党の野田代表と公明党の斉藤代表。
両氏は次の衆院選に向け、“高いレベルで連携の在り方を検討する”ことで合意したということです。
立憲民主党 野田佳彦 代表
「一番親和性のある政治勢力だと思いますので、自民党にごして戦っていける政治勢力を作っていきたいというふうに思います」
会談は野田代表の呼びかけで行われ、立憲は、同じ“中道路線”の公明との選挙協力を深めたい考えですが、公明党はこれまで「選挙協力は人物本位」としていて、先行きは不透明です。
ある自民党の閣僚経験者は…
自民党 閣僚経験者
「地元では公明党と親和路線を取っていて、連携していくのは間違いない」
公明党と選挙協力できれば、支持母体からの票を期待できることもあり、自民と立憲の間で公明党がどのような対応をとるのかが、今後の焦点の1つです。
一方、国民民主党の玉木代表は、自身のSNSで衆議院を解散し総選挙になった場合、来年度予算案が年度内に成立できない可能性があることを念頭に「『経済後回し解散』はまずい」と指摘しました。
12日、地元の集会では。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「本当にこれから何十年と続く、そんな新しい制度・仕組みを設計する。そんな思いでこれからの戦いに臨んでいきたいと思います」
外交日程を終えて、解散の最終判断か
自民党の閣僚経験者からも、「日中関係の悪化もあるなかで、普通の国会議員なら解散して大丈夫かと思う」との声も上がる一方、自民党の古屋選挙対策委員長は。
自民党 古屋圭司 選対委員長(11日)
「(選対委員長として)しっかり全選挙区の候補者を決めて、勝てる体制を作る。これが私の責任です」
――総理とはどんな会話をされてました
「内緒」
こうしたなか2022年7月、参議院選挙での応援演説中に奈良市内で銃撃され亡くなった安倍元総理の慰霊碑を訪れた高市総理。
「政治の師」と仰ぐ安倍氏の慰霊碑を前に、何を思ったのでしょうか。
解散をめぐり高市総理は周囲に対し、「まずは今週おこなう韓国とイタリアの首脳会談に集中する」と話しているということで、17日まで続く一連の外交日程が終わったあと、解散について最終判断する見通しです。
高市内閣なぜ支持率高い?
井上貴博キャスター:
「解散はあくまでも国会会期末なのではないか」という見方が大勢を占める中で、大きく状況が変わってきました。
JNN世論調査の内閣支持率を見てみると、石破内閣は支持率40%前後を推移してきました。
不支持が支持を上回っている状況だったのが、高市内閣で一気に「支持」が伸びました。今回の調査でも、支持率は78.1%と前回から2ポイント以上増えています。
これだけ支持率が高い理由について、TBSスペシャルコメンテーターの星浩氏はこのように見ています。
▼初の女性総理である
▼「課題を打開してくれるのではないか」という根拠の薄い期待感がある
▼「台湾有事発言」が中国に対して強気だと受け止められている
出水麻衣キャスター:
高市総理は、年頭の挨拶で「内閣の物価高対策、経済対策の効果を実感していただくのが大切」とおっしゃっていましたが、その実感はまだ薄い気がします。
その中で何をもって解散するのか、その言葉がやはり気になります。
井上キャスター:
「言っていることとやっていることが違うじゃないか」ととられるのか、はたまた「基盤を強固にするためだったら、いま解散するのは当然だろう」というふうにとられるのか。
株価は上がっていくと言われていますが、一方で円安が進行していて、ここは防げないのではないかと言われている部分です。
そして旧統一教会の問題もあります。政治とカネの問題をどう取るのか、有権者が判断するわけですが、野党も支持率が上がってきていません。審判はどうなるのか、今後の行方が気になります。