「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」に違いはある?どう使い分けるの?

2023-03-22 03:30

間隔や頻度を表す言葉には「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」などたくさんの表現があります。
これらは一見似ているようでそれぞれ微妙に違いがあります。
しかし、何がどう違うのでしょうか?

今回はそれら間隔や頻度を指す表現の違いを解説します。
また、併せて使い分けについても説明します。

共通の意味

まずは「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」が表す共通の意味について見ていきましょう。

いずれも繰り返し同じことがある様

「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」など、これらはいずれも繰り返し同じことがあることを指す言葉です。
特に同類のことが何度も繰り返されることを言う表現となります。

しかし、言葉によって間隔や頻度の捉え方が変わります。
そのため、それら間隔や頻度によって使い分けるということを覚えておく必要があるでしょう。

「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」とは

ここからは「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」それぞれが指すものを簡単にまとめます。
特にここでは間隔や頻度についてまとめます。

「ちょくちょく」とは

「ちょくちょく」は間隔が短く、頻度が高い表現です。
「しばしば」よりも間隔が短くて頻度が高い表現となります。
これらは口語として用いられることが多いのが特徴です。

「しばしば」とは

「しばしば」は間隔が若干短く、頻度が若干高い表現です。
「ちょくちょく」より間隔が長くて頻度が低い表現となります。
これらは文語として使われることが多いのが特徴です。

「たびたび」とは

「たびたび」は間隔や頻度については様々な捉え方があります。
「ちょくちょく」と「しばしば」の中間くらいの間隔や頻度を指すと覚えておくとわかりやすいです。

ただし、これらは主に回数に焦点が当てられます。
そのため、他の表現とは少し違ってくるのも特徴です。
また、これらは「何度も」「重ね重ね」という意味もあるため、「ちょくちょく」や「しばしば」とは使い分けたい言葉です。

「ときどき」とは

「ときどき」は間隔や頻度の他に回数なども含む表現です。
副詞として使用する場合は、間隔が長く頻度も低いことを指すことが多いです。

それでいて回数なども決して多くないことの表現となります。
これらは「ちょくちょく」や「しばしば」とは別の表現として覚えておきたいです。

「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」の注意点

ここからは「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」ごとの注意点についても見ていきましょう。

文語と口語があるので気を付けて!

「ちょくちょく」「しばしば」は口語文語があるので注意です。
前述の通り、「ちょくちょく」は口語寄りで「しばしば」は文語寄りの表現となります。

使い方としては「ちょくちょく遊びにおいで」など口語では「ちょくちょく」が適しています。
また「しばしば変な夢を見る」など文語では「しばしば」が適していると言えるでしょう。

ただし、これらの用い方に正解も不正解もありません。
その一方、状況によっては口語と文語の調子を合わせるために真意とは少しズレた表現を使用することもあります。
そのため、どのように使用するかは状況で使い分けることも重要かもしれません。

ちなみに「たびたび」や「ときどき」に関しては口語でも文語でも表現できます。

「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」と同様の表現は他にも

最後に「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」と似たような表現についても覚えておきましょう。

往々にして

「往々にして」とは同じことが何度も繰り返してあることを指します。

これらは繰り返して起こることを表現した言葉です。
中でも間隔や頻度について幅広く表現できるのが特徴です。
これらはもともと間隔や頻度を指す「往く」という言葉を重ねた言葉からきた表現とされています。

時折

「時折」は間隔が短く、頻度も低いことを指します。
そのため「たびたび」「ときどき」に近い表現と言えます。
これらは回数が少ないことも意味するため、状況によって使い分けることが必要です。

まとめ

「ちょくちょく」「しばしば」「たびたび」「ときどき」などの表現は間隔や頻度を表す際に用いられます。
しかし、使う表現によって間隔や頻度も違います。
それぞれ状況に合わせて使い分けが必要となるため、類似した言葉にも注意しておきましょう。

関連記事はこちら

  1. 林官房長官 6日の北朝鮮の弾道ミサイルは「固体燃料式の中距離弾道ミサイル」 極超音速かどうかは「分析中」
  2. 約4000トンのタンカー「さんわ丸」座礁 灯油など3800キロリットルを積んで 北海道函館市 恵山岬の沿岸
  3. バックカントリー滑走の外国人男性3人が遭難 救助隊がけさから捜索に向かう 長野・小谷村 標高約1200メートルの山中
  4. 【広末涼子】 台湾の音楽フェスティバルに出演が決定
  5. 「BRICS」にインドネシアが正式加盟 中国・ロシアが主導する新興国の枠組み 去年(2024年)もエジプト・イランなど加盟 拡大続く
  6. “メリハリのある四季になる”「筒粥神事」お粥で今年の農作物について占う伝統神事 江戸時代から300年以上続く 神奈川・伊勢原市の神社
  7. 石破政権「予算案成立」に向けた「3つのシナリオ」の可能性 加えて「参院選」というハードルも…2025年の政権の行く末は?【news23】
  8. 能登半島地震から1年 元日だけは自宅で…つかの間の「日常」過ごす被災者「チャンスに変える一年に」“人口流出”被災地の奮闘【news23】
  9. きょう(7日)の天気 日本海側は広く雨や雪 午後も雨や雪の降る所が多くなる見込み 落雷や突風にも注意
  10. トランプ氏の大統領選“勝利”を正式認定 アメリカ議会 4年前は議会乱入 今回は混乱なし 今月(1月)20日に第47代大統領に就任
  1. 作家・高島望容疑者(64)を再逮捕 自宅に同居人女性(50代)の遺体を遺棄か 女性の父親から数年に30万円以上を詐取疑い「食べ物に困って…」 警視庁
  2. 中国・チベット自治区でM6.8の地震 震源地付近で家屋倒壊 少なくとも9人死亡 中国メディア
  3. 【金八先生・“腐ったミカン”・加藤優役】俳優・直江喜一さん 吉本興業所属に 「肩の力を抜いて、自然体でやっていこうと思います」
  4. 【速報】「到底受け入れられない」日本製鉄・橋本会長 USスチール買収計画 バイデン大統領が出した禁止命令に「決してあきらめない」
  5. 大雪で交通事故・停電相次ぐ アメリカ・首都ワシントンなど東部から中西部にかけて 一時35万世帯が停電 複数の州が非常事態宣言
  6. 【工藤静香】 「七草がゆ」「植物がもつ生命力をいただく。無病息災でいられますように」 手料理写真に反響
  7. 警察学校教官(40)現行犯逮捕 『女性の部屋に不法侵入』 被害女性「男が寝ている」と110番
  8. 赤ちゃんが『お菓子の袋』を犬に強奪され、取り戻そうとした結果…無慈悲すぎる『まさかの結末』が371万再生「勝ち誇ってて草」「大人げなw」
  9. おかずは「アメリカンドッグのアノ部分」だけ!?1品おかずの“だけ弁当”が女性にウケるワケ【THE TIME,】
  10. 人工呼吸器が外れ窒息か 7歳の女の子が心肺停止の状態で見つかり死亡 福岡市博多区
  11. 石川祐希、新年初試合は両チーム最多19得点でMVP 日本人対決制し開幕15連勝【バレーボール】
  12. 鳥インフルエンザ 全米初の死者を確認 ルイジアナ州
×