子供が3歳・5歳・7歳の時に行われる七五三のお祝い。
男の子と女の子でお祝いされる年齢が異なるともされるこの行事、行われるのはいつ頃なのでしょうか。
そこでここでは、株式会社スタジオアリスが全国の小学生の子どもを持つ男女500名を対象に行った七五三について調査について見ていきましょう。
約4割が七五三で困った経験があることや、お参りした時期は11月が多いことなどが分かりました。
「七五三」とは
まず「七五三」がいつある年中行事なのか、そしていつ行うものなのかを解説します。
七五三があるのは11月15日
七五三が行われるのは、伝統的に11月15日とされます。
神社・寺などに「七五三詣で」を行う他、家族で記念写真の撮影を行ったりします。
この七五三、そのはじまりは江戸時代に遡るともされます。
1681年(天和元)年の11月15日のこと、五代将軍・徳川綱吉の長男である徳川徳松の健康を祈った儀式が盛大に行われたとされています。
当時は医療などの問題から、子供たちの成長というのは現代社会以上にとても喜ばしいことでした。
この儀式が行われたことが民衆にも広まり、11月15日は七五三としてお祝いをするという文化が現在まで続いている。
七五三は何歳の時するもの?
「七五三」は、3歳の「髪置きの儀」、5歳の「袴着(はかまぎ)の儀」、7歳の「帯解(おびとき)の儀」に由来します。
その名残もあり、現在も3歳・5歳・7歳にお祝いをします。
現在は、女の子が3歳と7歳、男の子は3歳と5歳(地域によっては5歳のみ)のお祝いとなります。
ただし、この行事は江戸時代から行われていたこともあり「数え年」でお祝いされるのが通例です。
「数え年」というのは、生まれた年を1歳として、新年(1月1日)を迎えるごとに1つ歳を重ねるという年齢の数え方を意味します。
数え年で11月15日に「七五三」を祝うと、満年齢だと2歳・4歳・6歳になります。
「七五三」のお参りをみんなはいつ済ませた?
ここからは「七五三」のお参りをいつ行ったかをアンケート結果を報告します。
当日ではなく11月中に行く人が多い!?
お参りにいつ行ったのかを調査すると、七五三当日の「11月15日」が4.6%、当日以外の「11月」が52.1%と、11月が圧倒的に多い結果に。
10月からお参りに行く人が増えはじめ、11月が七五三のお参り時期のピークと言えます。
写真撮影は早撮りしておく家族も
混みやすい時期のお参りと写真撮影は大変、ということが調査から見て取れました。
そこで、写真撮影は早い時期に行い、お参りは11月など七五三のシーズンに突入するという家族もあるようです。
実際に七五三を早撮りした経験があるかを尋ねると、6割以上が「ある(61.9%)」と答えました。
こうすることで、子どもはもちろん、親も慌ただしく準備をせずゆったりと家族でお祝い出来るということですね。
「七五三」で困ったことは?
誕生日のように毎年あるわけでもなく、数年おきなどに行われるので、七五三を迎えるにあたって困る事態にあうという人もいるようでうs。
約4割の人が困った経験あり!!
七五三で困ったことがあるかを尋ねると、「ある」という回答が39.4%と約4割も集まりました。
七五三で困ったことは?
具体的には、「子どもが疲れてしまった(51.8%)」という回答が最も多く、「お参りと撮影で慌ただしかった(24.9%)」、「神社・寺が混んでいた(21.3%)」が続きました。
調査概要
調査テーマ:子どもとの夏の思い出調査
調査方法:WEBアンケート調査
調査対象者:全国の小学生の子どもを持つ男女 500 名
調査実施日:2023年5月9日~11日
調査主体:株式会社スタジオアリス
調査機関:株式会社ネオマーケティング