![マラソン代表内定の大迫傑がパリ五輪出場を明言 4月は「予定通りボストンを走る」、MGC3位振り返り「国内でしっかり勝負できる位置に戻れた」](/assets/out/images/jnn/1031732.jpg)
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で3位に入り、パリ五輪の男子マラソン代表に内定した大迫傑(32、Nike)が4日、自身のYouTubeチャンネルで動画を配信し、パリ五輪出場を明言した。大迫は3日に行われた東京マラソンの結果を受けて代表に内定。これまで明言を避けてきたが「出場する予定です」と話した。
10月のMGCについては「まずは国内でしっかり勝負できる位置に戻ってこられたのは自分自身の強さを改めて実感したし自信になった」と大迫。一方で「もう一歩勝てるような能力を身につけなくてはいけないという思いも出てきたいいレースだった」と振り返った。
3日に行われた最後の五輪代表選考レースとなった東京マラソンへの出場を見送ったことについては「予定調和的なところがむずがゆかった」。さらに、前回出場した東京五輪の経験から、ベストなコンディションで本番を迎えるという意味で「精神的なエネルギーを消費してしまう」と調整の難しさを理由に挙げた。
4月には「予定通り、ボストンマラソンを走る」という。
残り1枠をかけた東京マラソンでは、世界陸上オレゴン代表の西山雄介(29・トヨタ自動車)が日本人トップ(全体9位)でフィニッシュ。しかしタイムは2時間6分31秒で、MGCファイナルチャレンジ設定記録である2時間5分50秒に41秒届かず、MGC3位の大迫が内定となっていた。