■オープン戦 DeNA 2-2 ロッテ(横浜スタジアム)
DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝(21)が5日、ロッテとのオープン戦に定位置となりつつある「1番・ライト」で先発出場。2安打1打点1盗塁をマークし、オープン戦4試合で12打数6安打、打率.500と開幕に向け、好調を維持している。
度会にとってDeNA加入後、本拠地・横浜スタジアムのデビュー戦となったこの試合。注目が集まった1ウラの第1打席、ロッテ先発・西野勇士(32)が投じたファーストストライクを迷いなくフルスイングし、ファール。続く3球目を二安とし、「ハマスタ初打席初安打」を記録。
続く2番・オースティンの2球目には、50m走6秒フラットの走力を生かし、二盗に成功。「チームから『足も使ってどんどん貢献して欲しい』と言ってもらっている。積極的に走塁面でも貢献できるように全力でやりたい」と春季キャンプ中から石井琢朗コーチ(53)指導のもと取り組んでいる走塁でも、結果を出した。
第2打席は、西野に空振り三振を喫するも、5回ウラ、二死から今季1軍初出場の9番・森敬斗(22)が四球で出塁し、度会に3度目の打席が回る。2人目の新外国人・ダイクストラ(33)が投じた初球、152キロのストレートを振り抜き、打球は右中間へ。1塁ランナー・森が快足を飛ばし、ホームインし、度会は「ハマスタ初打点」。6回の守備でベンチに退いたが、この日、安打、盗塁、打点で「ハマスタ初」をマーク。最高のデビュー戦となった。
チームは9回に6人目・石川達也(25)が痛恨の押し出し四球を与え、引き分け。この結果に度会は「プロになって初めての横浜スタジアムでの試合だったが、初打席からヒットが打てて、途中もタイムリーヒットも打てたので、自分の中では良い試合になった。試合は引き分けになってしまったので、自分の活躍でチームの勝利に貢献できるようにもっとやっていきたい」とチームへの更なる貢献を誓った。