アメリカのバイデン政権は人道危機が深刻になっている中東のガザへ支援物資の輸送を進めるため、沿岸に桟橋を敷設する方針を明らかにしました。
アメリカ政府高官は7日、中東のガザへの支援物資の海からの輸送を進めるため、アメリカ軍がガザ沿岸に桟橋を敷設する方針を明らかにしました。
バイデン大統領が7日の一般教書演説の中で正式に表明します。
桟橋の敷設には数週間かかるとしていて、アメリカ軍の兵士は、ガザで活動しないというバイデン政権の方針を踏まえて、上陸せずに沖合の船から作業を行うということです。
ガザでは戦闘の継続やイスラエル軍の検問により、陸路での支援物資の輸送が停滞していて、バイデン政権は先週、上空から支援物資の投下を始めたほか、海路での輸送を強化する考えを示していました。