ロシアが併合を一方的に宣言したウクライナのドネツク州などで大統領選の期日前投票を始めたことについて林官房長官は、「決して認められない」と強く非難しました。
ロシア大統領選は、今月15日から17日まで投票が行われますが、ウクライナ東部ドネツク州などロシアが併合を一方的に宣言した地域で期日前投票が始まりました。
林官房長官は午後の会見で、ロシアによる一方的な併合そのものが「明らかな国際法違反」で「決して受け入れられない」と述べました。
林芳正官房長官
「こうした違法な併合に基づいて、これらの地域でロシアがこうした選挙を実施することもまた決して認められず、先月のG7首脳声明においてもこの旨確認をしたところ」
ロシアが当該地域で期日前投票を行ったことについても強く非難した上で、「G7を始めとする国際社会と連携し、厳しい対ロ制裁を講じるとともに、強力なウクライナ支援にしっかり取り組む」と強調しました。