フランス・パリのイダルゴ市長は夏のパリオリンピックについて「ロシアの選手には来てほしくない」と、ロシア選手らの参加に反対する考えを明らかにしました。
パリ イダルゴ市長
「私は彼ら(ロシアとベラルーシの選手)には来てほしくありません。おそらく彼らは(戦争とは)何の関係もないのでしょうが、プーチン政策の象徴とされるのは避けられないでしょう」
パリのイダルゴ市長は13日、ロイター通信のインタビューで、ウクライナ侵攻を続けるロシアと同盟国のベラルーシの選手について、パリオリンピックへの参加に反対する考えを明らかにしました。
ロシアとベラルーシの選手について、IOC=国際オリンピック委員会は、国を代表しない「中立」の立場である個人資格での出場を認めていて、開会式の参加については次の理事会で議論する予定です。
イダルゴ市長は「市長には参加を拒む権限はない」としたうえで「例え中立の旗のもとでも、行進を見るのは難しい」「侵攻がなかったかのように振る舞うことはできない」と述べました。