パレスチナ自治区ガザでは、イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエル軍が支援物資を待つ市民に発砲するなどし、14日だけで29人が死亡しました。
【動画】ガザで支援トラック待つ人々に発砲 21人死亡 食料配給施設も空爆を受け8人死亡
ロイター通信はガザ保健当局者の話として、ガザ地区北部のガザ市で14日、支援物資を運搬するトラックを待つ大勢の人々にイスラエル軍が発砲し、少なくとも21人が死亡、150人以上が負傷したと伝えました。
また、ガザ中部ではヌセイラット難民キャンプの食料配給施設が空爆を受け、8人が死亡したと報じています。
イスラエル軍は配給施設への攻撃については否定し、「状況を精査している」ということです。
一方、ガザ地区での戦闘停止についてハマスは、▼イスラエル軍の撤退や▼避難している住民の帰還などを盛り込んだ要求を交渉の仲介役であるカタールなどに伝えました。
ただ、イスラエル首相府は「非現実的な要求」として否定的な反応だとされています。