![【テコンドー】世界選手権銅の18歳・岡本留佳、勝てばパリ五輪も準決勝敗退…あと1歩及ばず](/assets/out/images/jnn/1050385.jpg)
■テコンドー・パリ五輪アジア大陸別予選 (15日、中国・泰安市)
パリ五輪アジア大陸別予選が行われ、女子ー49キロ級で岡本留佳(18・テコンドークラブHama House)が準決勝で敗退し、今大会2位以上が得られるパリ五輪出場枠を獲得することは出来なかった。
岡本は昨年の世界選手権・女子46キロ級で銅メダルを獲得し勢いに乗る期待の若手選手。昨年の春までバドミントン部にも所属し、テコンドーとの二刀流で競技に取り組んできた。
初戦はモンゴルの選手相手にカウンターでポイントの高い頭部への蹴りを決めるなど主導権を握り第1ラウンドを制す。第2ラウンドでは、開始早々上段蹴りを決められるも、焦ることなく得点を返し2ー0で初戦を突破した。
準々決勝ではチャイニーズタイペイの選手に思うように攻め込むことが出来ず、第1ラウンドを奪われる。第2ラウンドでは岡本の上段蹴り、中段蹴りが次々と決まりこのラウンドを制し、勝負は最終ラウンドへ。岡本は上段蹴りで先制し流れを掴み最終ラウンドも勝利。2-1で準決勝進出を決めた。
勝てばパリ五輪の切符を掴む準決勝。相手は去年のアジア大会で銅メダルに輝いたイランの選手。格上相手に岡本は第1ラウンド1ポイントも奪うことが出来ずリードを許す展開に。第2ラウンドで中段の回し蹴りを決め反撃の狼煙をあげたが、一歩及ばず2ー0で敗退となった。
また男子ー68キロ級に出場した岩城海翔 (22・大東文化大)は初戦レバノンの選手に勝利したが、パレスチナの選手に破れ準々決勝で敗退となった。
ここまで日本のパリ五輪出場枠は「0」と厳しい状況で、日本が本大会に出場できなければ2000年シドニー五輪で正式種目になって以来初めてとなる。明日16日に男子ー58キロ級・前田秀隆(23・大東文化大)と女子ー57キロ級で加藤柚帆(20・大東文化大)が最後の望みをかけた戦いに挑む。