![地下鉄サリン事件からまもなく29年 「なんでカルトはいけないの?きちんと話せる人いないのでは」遺族ら 事件のアーカイブ化など求める](/assets/out/images/jnn/1061563.jpg)
今月20日で「地下鉄サリン事件」から29年となるのを前に、遺族らが法務省を訪れ、事件の教訓を後世に伝えるため、記録などを保存して多くの人が見られるようにする「事件のアーカイブ化」などを求めました。
「地下鉄サリン事件被害者の会」の代表で、事件で夫を亡くした高橋シズヱさんらは18日午後に法務省を訪れ、小泉法務大臣と浦田公安調査庁長官に、事件の記録や資料の保存などを求める要望書を手渡しました。
高橋シズヱさん
「なんでカルトがいけないの? おそらくきちんとそういう話ができる人はいないんじゃないか。そういうためにもオウムが何をしてきたのか、どれだけ人々を恐怖に陥れたか、きちんと伝えられるようアーカイブにしたい」
高橋さんらは地下鉄サリン事件を知らない世代が増えていることを危惧していて、「事件のアーカイブ化」を進めることで、事件を繰り返さないようにすることを求めています。