イギリスの覆面ストリートアーティスト「バンクシー」が、枝が切り落とされた木を利用した壁画の新作を公表しました。
壁画が描かれる前の様子です。木の枝が切り落とされ、葉がありません。
バンクシーが描いた壁画とあわせてみると、木に葉が茂っているように見えます。
イギリスメディアによりますと、壁画が見つかったのはロンドン北部にあるアパートの一角で、緑色のペンキアートの下には、圧力ホースのようなものを持って木を見上げる人物が描かれています。
17日に発見され、バンクシーが18日、自身のSNSで公表しました。バンクシーは作品についてコメントしていませんが、自然破壊への警告が込められているとみられています。
バンクシーの作品をめぐっては、去年12月、ロンドンの道路標識を使った作品が公表から1時間もたたずに盗まれたことから、BBCは今回の作品について「作品の盗難の懸念という新たな問題を解決した」と指摘しています。