きょうの日経平均株価は前の営業日より812円高い4万815円で取引を終え、今月4日につけた4万109円を大幅に上回り、史上最高値を更新しました。
【動画】日経平均終値812円高で4万815円 史上最高値を更新 日銀の政策が背景に
背景にあるのはアメリカの「利下げ期待」です。
日本時間のきょう未明、アメリカの中央銀行にあたるFRBが「年内3回」の利下げ回数を維持したことで、前日のニューヨーク市場ではダウ平均株価が最高値を更新するなど市場に安心感が広がり、半導体や自動車などに買い注文が集まりました。
日本証券業協会 森田敏夫 会長
「日銀の方で丁寧なコミュニケーションを図っていただいたことで、政策変更によるショックが回避された」
おととい、日銀はマイナス金利を解除し、17年ぶりの利上げに踏み切りましたが、「緩和的な金融環境を維持する」と追加利上げを急がない方針を示したことで、外国為替市場では円売り・ドル買いが優勢となっていることも追い風となりました。