イスラエルがパレスチナ自治区ガザ南部のラファへの軍事作戦を行う構えを見せる中、アメリカのブリンケン国務長官は「より良い方法がある」と述べて、別の対応策をイスラエルと協議する考えを示しました。
アメリカ ブリンケン国務長官
「ラファでの大規模な地上作戦は民間人の死者を増やし、人道危機を悪化させるだろう。ハマスがもたらす脅威に対処するにはより良い方法がある」
ブリンケン国務長官はエジプトで行った記者会見でこのように話し、来週、ワシントンで行われるアメリカとイスラエルの高官級協議で、大規模な軍事作戦とは別の対応策を協議する考えを示しました。
また、ブリンケン長官は人質解放や戦闘の一時停止などをめぐる交渉について、イスラエルとハマスの間の「隔たりは小さくなっているが、まだ難しい問題が残されている」としたうえで、「引き続き、合意は可能だと信じている」と話しました。