きょう午前、東京・新宿区にある小田急線の新宿駅構内に煙が立ちこめ、小田急線が一部区間で一時運転を見合わせていましたが、原因は小田急百貨店の解体工事で生じた火花でした。
午前11時すぎ、小田急線の新宿駅1階地上改札の入口付近で「改札前の天井から白煙」などと119番通報がありました。
東京消防庁によりますと、火はおよそ20分後に消し止められましたが、小田急電鉄は利用客を一時避難させていたほか、小田急・小田原線の新宿駅と経堂駅間で一時、上下線ともに運転を見合わせていました。
小田急電鉄によりますと、おととし(2022年)10月に閉店した小田急百貨店新宿店本店の解体工事で鉄筋を切断した際に生じた火花が、落下物防止のためのネットと雨水の浸入を防ぐためのビニールシートに着火し、駅構内に煙が充満したということです。
小田急電鉄は、運転見合わせにより、およそ1万7000人に影響が出たとしています。