イスラエルがパレスチナ自治区ガザ南部・ラファへの軍事作戦に踏み切る考えを示す中、アメリカのブリンケン国務長官は「よりよい方法がある」として、別の対応策をイスラエルと協議する意向を明らかにしました。
【動画】ラファへの軍事作戦めぐりブリンケン長官「よりよい方法がある」 “別の対応策”協議へ
アメリカ ブリンケン国務長官
「ラファでの大規模な地上作戦は民間人の死者を増やし、人道危機を悪化させるだろう」
ブリンケン長官は来週行われるアメリカとイスラエルの高官級協議で、大規模な軍事作戦以外の策を協議する考えを示しました。
また、人質解放や一時停戦などをめぐるイスラエルとイスラム組織ハマスとの交渉については、「まだ難しい問題が残されているが、合意は可能だと信じている」としています。
一方、イスラエル軍の報道官は、ガザ北部のシファ病院で「ハマスの戦闘員らが緊急治療室に立てこもっている」として攻撃を続ける構えを見せています。