今年の春闘について労働組合の中央組織「連合」は、賃上げ率が第2回集計で平均で5.25%となったと発表しました。先週の第1回集計に続き、高水準を維持しています。
連合 芳野友子 会長
「引き出した回答は高い水準を維持してございます。この勢いを中小組合や組合のない職場へ波及させていきたいというふうに考えてございます」
「連合」は今年の春闘について、1446の労働組合の賃上げ要求に対する企業からの回答を集計しました。その結果、定期昇給と基本給を引き上げる「ベースアップ」などを含んだ賃上げ率は、平均で去年の同じ時期の集計と比べ1.49ポイント高い5.25%でした。
15日にまとめた第1回集計の5.28%に続き、高い水準を維持しました。
日本の賃上げ率は長く2%台に低迷していましたが、最終集計で5%台になれば1991年以来33年ぶりの高水準です。
賃上げ額の平均は、去年の同じ時点を4825円上回る月額1万6379円でした。