大阪桐蔭 3大会連続ベスト8進出 西谷監督が史上最多の甲子園通算69勝目、1番・境が今大会3号のランニングHR【センバツ】

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2024-03-27 16:43
大阪桐蔭 3大会連続ベスト8進出 西谷監督が史上最多の甲子園通算69勝目、1番・境が今大会3号のランニングHR【センバツ】

■第96回選抜高校野球大会 第8日 神村学園 2ー4 大阪桐蔭(27日、甲子園球場)

センバツ5度目の優勝を狙う大阪桐蔭(大阪)は神村学園(鹿児島)と対戦し4ー2で勝利。3大会連続のベスト8進出を決めた。1回表に先制を許すも直後の1回裏、3番・徳丸快晴(3年)の犠飛で同点。5回には先頭の境亮陽(3年)にランニング本塁打が飛び出すなど中盤に得点を重ね、7安打4得点。西谷浩一監督(54)はこの試合で甲子園最多69勝目となった。

大阪桐蔭は1回戦で北海(北海道)と対戦。先発したエース右腕・平嶋桂知(3年)が7回1失点と好投。試合の主導権を握ったまま7ー1で勝利した。

大阪桐蔭の先発・森陽樹(2年)は190㎝の高身長から最速151㎞の直球を投げ込む右腕。昨秋の公式戦5試合に登板、12回を投げて19奪三振。近畿大会決勝の京都外大西戦に先発し7回無失点と優勝に導いた。

1回、森は神村学園の先頭・入耒田華月(2年)に四球を与えるも2番・増田有紀(3年)、3番・今岡拓夢(2年)を打ち取り2死一塁に。しかし、1回戦で本塁打を放っている主砲の4番・正林輝大(3年)が中安打で繋がれ、2死一、三塁。5番・岩下吏玖(3年)に投じた7球目が暴投となり先制を許した。

先制点を許した大阪桐蔭はその裏、神村学園の先発・上川床勇希(3年)に対し先頭の境亮陽(3年)が三塁への内野安打で出塁、2番・吉田翔輝(3年)が送りバントを成功させ、1死三塁から3番・徳丸快晴(3年)の中犠飛ですぐさま同点に追いついた。

3回裏、1死走者無しから打順は2巡目を回り、1番・境が左前安打で出塁。続く2番・吉田は左飛で倒れるも3番・徳丸がセンターを越える適時三塁打を放ち勝ち越しに成功。

先発した森は走者を背負いながらも4回59球を投げ、2安打1失点に抑え、2番手・中野大虎(2年)にマウンドを託した。

2対1と1点のリードで迎えた5回裏、先頭の境がライトの頭を越える大きな当たりを放つと快足を飛ばしそのまま本塁へ。今大会第3号は第93回大会以来3年ぶりとなるランニング本塁打となった。

続く6回裏にも5番・岡江伸英(3年)が三塁を守る岩下の悪送球で出塁すると6番・増田湧太(2年)も左安打で繋ぎ、無死一、三塁。さらに7番・山路朝大(3年)は四球を選び満塁に。8番・宮本楽久(2年)は一ゴロも、9番・中野の中犠飛で4点目を加えた。

中野は8回まで無安打無失点に抑える好リリーフで神村学園打線を封じていたが、9回裏に3番・今岡、4番・正林に連打を浴び、1点を失った。しかし後続を断ち切る投球で2点差を守り抜くと、大阪桐蔭は3大会連続のベスト8に駒を進めた。

大阪桐蔭は準々決勝で常総学院と報徳学園の勝者と対戦する。

【監督の甲子園通算勝利数】
1位:69勝 西谷浩一(大阪桐蔭)
2位:68勝 高嶋仁(智弁和歌山・智弁学園)
3位:58勝 中村順司(PL学園)
4位:54勝 馬淵史郎(明徳義塾)
5位:51勝 渡辺元智(横浜)、前田三夫(帝京)

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