小林製薬の「紅麹」の成分を含むサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、厚生労働省や消費者庁など関係省庁による連絡会議が初めて開かれました。
【動画】紅麹使用の製品への対応 厚労省・消費者庁・農水省などが初の「関係省庁連絡会議」を開催
小林製薬の紅麹を含むサプリメントをめぐっては、これまでに、摂取した人の2人が死亡し、106人が入院したことがわかっています。
この問題に政府として連携して対応していくため、きょう午後、厚労省や消費者庁、農林水産省など関係する省庁による連絡会議が初めて開かれました。
厚労省は小林製薬からのヒアリングの結果を報告し、入院した患者が主に去年9月以降に製造された「紅麹コレステヘルプ」を飲んだ人に偏っていることなどを明らかにしました。
また、健康被害の原因が明らかになっていないため、小林製薬が行っている調査に加え、厚労省としても原因究明のために必要な措置を検討するとしています。