報徳学園が2年連続の決勝進出!22年ぶりVへ健大高崎と決戦、先発・間木歩が9回途中粘投→最後は今朝丸が締める【センバツ】

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2024-03-30 16:10
報徳学園が2年連続の決勝進出!22年ぶりVへ健大高崎と決戦、先発・間木歩が9回途中粘投→最後は今朝丸が締める【センバツ】

■第96回選抜高校野球大会 準決勝 報徳学園 4-2 中央学院(30日・甲子園球場)

準決勝第2試合で報徳学園(兵庫)が中央学院(千葉)を下し、2年連続の決勝進出を果たした。2002年以来、22年ぶり3度目のセンバツ制覇にあと「1勝」と王手をかけた。

二枚看板の一角、先発の間木歩(3年)が8回2/3を投げ2失点で降板も117球の好投。最後は9回2死二・三塁のピンチで準々決勝の大阪桐蔭戦で完投した今朝丸裕喜(3年)が締めてゲームセット。明日の決勝(31日)では群馬県勢初のセンバツVを狙う健大高崎(群馬)と対戦する。

打線は中央学院先発の臼井を相手に1回に早くも先制。先頭・橋本友樹(2年)がヒットで出塁すると、福留希空(3年)の送りバントで二塁へ。このチャンスに2死から4番・斎藤佑征(3年)の先制タイムリーを放った。

先発の間木は1回、2回を3者凡退で切り抜け、3回は2死から味方のエラーで出塁を許すが二塁を踏ませず。だが4回は内野安打とバントなどで2死二塁とすると、初戦から3試合連続ヒットをマークしている5番・颯佐にタイムリーを打たれ1-1の同点に。

同点に追いつかれた直後の4回、先頭・安井康起(3年)がヒットで出塁すると、相手の牽制悪送球からバントと四球で1死一・三塁のチャンスに。一塁ランナーが盗塁で二・三塁とすると辻本侑弥(3年)がライト前へのタイムリーで勝ち越しに成功。さらに先発・間木のスクイズで3-1とリードを広げた。

5回は1死で4番・斎藤がヒットを放つと、2死から盗塁を決め、6番・山岡純平(2年)のタイムリーで4-1。

打線の援護を受けた間木は、5回と6回はヒットを許すも後続を抑え、7回は3者凡退を無失点を刻んだ。だが8回は1番・青木の二塁打でピンチを招くと、2死二塁で3番・水嶋にタイムリーを浴び4-2と2点差。9回は先頭の颯佐にヒットを許した後、2死から二塁打を浴び二・三塁のピンチを招くが、最後は今朝丸に交代し後続を打ち取ってゲームセット。

昨年は決勝戦で山梨学院に3-7で敗れ、あと一歩のところで涙を呑んだ。今大会は1回戦で愛工大名電(愛知)を延長タイブレークの末、逆転サヨナラで勝利すると、2回戦で常総学院(茨城)に6-1、準々決勝では5度目Vを狙う大阪桐蔭(大阪)に4-1と快勝。この日の準決勝は、春夏通じて甲子園初勝利から初の4強と勢いに乗る中央学院を破り、昨年の雪辱に向けあと「1勝」とした。

※写真は4回に勝ち越しタイムリーを放った辻本侑弥(3年)

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