■サッカーJ1・第5節 FC町田ゼルビア 3ー1 サガン鳥栖(30日、町田GIONスタジアム)
FC町田ゼルビアが3‐1でサガン鳥栖を下し見事4連勝、J1首位をキープした。
町田は得意としているロングスローから先制に成功するが、鳥栖にカウンターを許し同点に追いつかれ1-1で前半を終える。後半は、U-23日本代表の平河悠とFWオ セフンのコンビで2ゴールをあげ、鳥栖を突き放した。
今季からJ1に昇格、開幕戦こそ引き分けたものの、その後3連勝し首位に立った町田が、1勝3敗で18位に沈む鳥栖をホームで迎え撃つ。
町田は前半5分、得意のロングスローがゴール前に届き、相手DFのクリアをU-23日本代表・平河悠(23)がボレーシュート。そこに詰めていた藤本一輝(25)が直接頭で合わせて、町田が幸先よく1点を先制する。
町田は鳥栖の攻撃に対し素早いチェックでボールを奪いピンチの芽を摘む。4試合で2失点と堅守を誇る守備陣が得点を許さない。しかし34分、鳥栖に一瞬の隙を突かれる。相手陣内から2タッチでボールを繋がれ、ゴール前に走り込んだマルセロ ヒアン(21)にシュートを打たれ、1-1で前半を終える。
後半9分、町田はハイプレスから平河が相手ボールを奪うと、そのまま仕掛けペナルティエリア内に侵入し、クロスを入れる。そこに走り込んだオ セフン(25)が倒れ込みながらシュートを放ち、2-1と勝ち越しに成功する。その3分後にも、再び平河のクロスにオ セフンが頭で合わせて連続ゴール、3-1とリードを広げる。
その後、攻め上がる鳥栖を町田DF陣が身体を張って食い止める。最後まで集中力を切らすことなく組織的な守備でゴールを守り切った町田が、2点差のままタイムアップ、4連勝でJ1首位を守った。
*写真は左からオ セフン選手(25)と平河悠選手(23)