![圧巻!初登板初勝利 カブス今永昇太 6回9K無失点、気温7℃の中、半袖で熱投 ゴロアウトなしの奪三振ショー](/assets/out/images/jnn/1085003.jpg)
■MLB カブス 5ー0 ロッキーズ(日本時間2日、リグリー・フィールド)
カブスの今永昇太(30)が2日(日本時間)、本拠地開幕戦でメジャーデビューで初勝利をあげた。6回、92球を投げて被安打2、奪三振9、四死球0、失点0、アウトはフライか三振でゴロアウトは1つもない圧巻のデビュー戦となった。
本拠地開幕戦でメジャー初登板となったカブスの今永。オープン戦では4試合に登板し、12回2/3を投げて被安打18、奪三振25、四死球3、失点9、防御率は5.68だった。気温7.2℃、風が強い中、今永は半袖のアンダーシャツで大歓声に後押しされ綺麗なマウンドに上がるとメジャー1球目は92マイル(148キロ)のストレートでストライク。1番・C.ブラックマン(37)をオールストレートでセンターフライ。初アウトを奪うと本拠地からは大歓声が上がった。
2番・B.ロジャース(27)はカウント2-2から84マイル(135キロ)のスプリットでメジャー初三振、昨季、20本塁打20盗塁をマークした3番・N.ジョーンズ(25)は94マイル(151キロ)のストレートで詰まらせショートフライに打ち取り、今永はホッとした表情でマウンドを降りてきた。
2回は先頭打者をエラーで出塁させたが、3年連続20本塁打の5番・R.マクマホン(29)には12球粘られたが最後はスプリットで空振り三振、6番・E.ディアス(33)もスプリットで空振り三振と低めのスプリットが絶妙なコースに決まり、この回も、無失点。
リズムをつかんだ今永は4回、1死から3番・ジョーンズは93マイル(150キロ)のストレート、4番・C.ブライアント(32)も92マイル(148キロ)のストレートで三振を奪うと、5回、先頭のマクマホンは82マイル(132キロ)のスイーパーで空振り三振と3者連続三振を奪った。
ここまでノーヒットピッチングの今永は6回には2死から1番・ブラックマンに82マイル(132キロ)のスイーパーをセンター前へ運ばれて初ヒットを許した。すると連打を浴び、初めて一、二塁のピンチを招くと、スタジアムはスタンディングオベーションで今永を激励。3番・ジョーンズを93マイル(150キロ)のストレートで空振り三振を奪うとファンはベンチに戻る今永に大きな拍手を送った。
チームはその裏、無死一塁から2番・DHで出場している鈴木誠也(29)が2試合連続となるライト前ヒットでチャンスメイク。そして、4番・C.モレル(24)がレフト前ヒット、これをロッキーズのレフトが後逸。一気に2人の走者が帰り先制、さらに中継プレーがもたつく間にモレルもホームに帰り3点を奪った。
今永は6回で降板、92球を投げて被安打2、奪三振9、四死球0、失点0、アウトはフライか三振でゴロアウトは1つもない圧巻のデビュー戦となった。チームも今季初の連勝となった。