台湾で起きた大地震の死者はこれまでに9人にのぼり、けが人は1000人以上に達しています。また、建物やトンネルなどに取り残されている人が140人以上いるということです。
台湾の災害当局によりますと、台湾で起きた地震ではこれまでに9人の死亡が確認されています。死者は全員、震度6強を記録し、最も被害が大きいとみられる花蓮県で出ています。
けが人は各地で1000人以上に達しているほか、建物やトンネルなどであわせて143人が取り残されているということです。
一方、地元メディアによりますと、花蓮県の太魯閣内でバス4台に乗っていたあわせて50人と連絡が取れなくなっていましたが、その後、無事が確認されたということです。
また、断水が2万3661世帯におよぶなどライフラインにも広い範囲で影響が出ています。
今回の地震を受け、台湾の蔡英文総統は…
台湾 蔡英文 総統
「軍も支援を行う。中央と地方自治体がこの災害の影響を最小限に抑えるため協力する」
5月に総統に就任する頼清徳副総統は花蓮県を訪問し、「いま最も重要で優先すべきなのは人々を救出することだ」と強調しています。