日々強くなる紫外線。きちんとケアしないと、肌が“老ける”原因に…
男性は女性より早く老ける!?シミ対策に効果的な飲み物は?
老けにくくするための紫外線対策を、皮膚科医の友利新氏に教わります。
【写真を見る】「コーヒー」や「スクワット」でシミ対策!?老けにくくするための紫外線ケア【ひるおび】
男性は女性より紫外線ダメージを受けやすい!?
資生堂が20~30代男女を対象にした調査では、男性は女性に比べ
▼バリア機能が低い(水分蒸発量が多い)
▼紫外線ダメージを受けやすい
▼肌が老化しやすい(炎症指数が高い)
という結果が出ています。
男性は女性よりも老化や肌トラブルを起こしやすく、男性ホルモンが影響している可能性や、肌ケア意識の低さなどが原因とされています。
皮膚科医 友利新氏:
バリア機能が低いというのはすぐ荒れやすいということです。
男性は脂っぽいんですけれども、水分を維持する能力が低く蒸発しやすいんですね。
だからちょっと脂が少なくなるとすぐ乾燥してかゆくなったりとか、自分の脂で炎症が起こったりとか、結構トラブルが起こりやすいんですよ。
また、男女で目尻のシワを比べてみると、
男性の30代が女性の40代、男性の40代が女性の50代とそれぞれ類似。
男性の目尻のシワは女性より10年以上早く形成されてしまうというのです。
友利医師は「肌の老化の約8割は光老化。遅すぎることはないので、今すぐ対策を」と話します。
友利医師:
「光老化」とは、紫外線で起こる老化です。男性もしっかりケアしていかないといけないことが分かりますよね。
くもりや雨の日も日焼け止めを!塗り方にも注意
紫外線対策に有効なのはもちろん日焼け止め。
晴れの日だけでなく、曇りや雨の日も毎日日焼け止めを塗ることが大切です。
恵俊彰:
毎日ですか?毎日塗るのは乳液とか化粧水とかって感じがするけど。
友利医師:
毎日のスキンケアの最後が日焼け止めです。雨の日も塗って下さい。
日焼け止めには適切な量と塗り方があります。
【顔に塗る量】
クリームタイプ⇒パール2つ分
乳液タイプ⇒1円玉2枚分
【塗り方】
〔1〕日焼け止めを顔の数か所にのせる
〔2〕指をくるくるさせながら塗り広げる
〔3〕ポンポンと押し込む
同じ方向に伸ばすとムラになりやすいので、円を描くように塗り広げ、なじませることが大切です。
友利医師:
日焼けしやすいのは頬なので、頬をしっかり塗るのと、「鼻の下」や「まぶたの上」も忘れがちです。
あと、自転車に乗ったり運転したりするときに「手の甲」も焼けるので、ちゃんと塗っていただきたいです。
1日2杯のコーヒーでシミ予防
コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、シミ予防の効果が期待できます。
シミの元・メラニンを作れという指令を30%抑えてくれる効果があります。
友利医師:
ブラックコーヒーというのがポイントで、挽きたての方がよりクロロゲン酸が入っていると言われています。ラテでもゼロではないんですが、ブラックの方がより成分が入っています。
紫外線対策には運動も大事!
運動をすると、筋肉からマイオネクチンというホルモンが出ます。
このマイオネクチンが血流に乗って肌に働きかけ、シミの元となるメラニンの生成を抑えます。
また、メラニンがかたまりになることでシミになりますが、かたまりになることも抑えてくれるので、結果的にシミができにくくなるということです。
スクワットや階段の上り下りなど、下半身を鍛える運動が効果的です。
友利医師:
筋肉に負荷をかけると出るホルモンなので、下半身の大きな筋肉を刺激することが大事です。毎日スクワットをするのが大変だったら、エレベーターやエスカレーターに乗らず階段にするとか、ちょっと早足で歩くとかを日頃やっていただくとかなり良いと思います。
また、スタジオ出演者からはこんな疑問も。
コメンテーター 関根麻里:
日焼け止めクリームと虫よけスプレーはどちらを先に塗ればいいですか?
友利医師:
全部ではないのですが、日焼け止めの成分が虫よけスプレーの機能を弱めてしまうことがたまにあるので、「日焼け止めを塗ってからスプレー」の順番ですね。
(ひるおび 2024年4月2日放送より)