天皇陛下は、今年最初の稲作行事の種籾をまく、「お手まき」に臨まれました。
【写真を見る】天皇陛下が種籾の「お手まき」 皇居で伝統の稲作が今年も始まる
陛下は午前11時半、グレーのジャンパーに紺色のズボン姿で、皇居の生物学研究所に姿を見せられました。
そして、ざるに入った▼うるち米のニホンマサリと、▼もち米のマンゲツモチの種籾、合わせて720粒を苗代にまかれました。
皇居での稲作は昭和天皇が始められたもので、上皇さまから陛下へと引き継がれています。
陛下はしゃがみこみ、慣れた手つきで丁寧に種籾をまかれていました。
種籾から育った稲は来月中旬に田植えをし、9月には稲刈りを行う予定です。収穫された米は11月23日に皇居で行われる新嘗祭に供えられるほか、根がついたままの稲が伊勢神宮の神嘗祭に奉納されます。