防衛省は、2023年度の航空自衛隊による緊急発進の回数は669回だったと発表しました。前年度から109回減少したものの、高い水準での推移が続いています。
木原防衛大臣
「我が国周辺区域における中国機およびロシア機の活発な活動は継続しています」
防衛省によりますと、669回のうち中国機に対する緊急発進は479回、ロシア機に対しては174回で両国航空機に対する対処が97%以上を占めています。また、そのうち最も多かったのが情報収集機とのことです。
2023年度は、日本周辺での中露爆撃機による共同飛行が2回、中国無人機の日本海での飛行が初確認されるなど、中国・ロシアの活発な活動は継続しています。
木原防衛大臣は「引き続き警戒監視に万全を期し、厳正に対領空侵犯措置を行う」と強調しました。