自民党の裏金事件をめぐる暴露で注目を集めた安倍派の宮沢博行衆院議員が辞職願を提出しました。女性問題が取りざたされている宮沢議員ですが「不祥事があったことは自覚している」「記憶にある」などと話しています。
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女性問題「記憶ある」宮沢議員が辞職へ
4月23日の朝、自民党の宮沢博行衆院議員はSNSに「新茶の初取引です！この地域の茶業の発展を応援します」と投稿しました。地元・静岡の農業振興に取り組む意欲を示していましたが、午後、国会に姿を見せると、突如、議員辞職する意向を示しました。
宮沢氏といえば、自民党派閥の裏金事件を巡り、所属する安倍派の口止めなどを暴露し、注目を集めました。
宮沢博行 衆院議員（2023年12月13日）
「派閥（安倍派）の方からかつて収支報告書に記載しなくてよいという指示がございました。はっきり申し上げます。喋るな、喋るな、これですよ」
宮沢博行 衆院議員（1月16日）
「清和政策研究会は（安倍派）は、解散すべきである。私は派閥に残り、派閥を介錯する。安倍派を介錯する」
その宮沢氏をめぐっては、一部週刊誌で女性問題の記事が掲載される見通しで、記者が事実関係を尋ねると...
宮沢博行 衆院議員
「そんなに事実とかけ離れているわけではございません」
ーーパパ活などの事実は認めるのか
「記事を確認しておりませんので何とも言うことはできませんけれども、不祥事があったことは自覚をしております」
ーー何かしら記憶にあるのか
「はい、大変申し訳ございません。記憶にございます」
女性問題は「記憶にある」と答えました。
宮沢氏は、安倍派からキックバックを受け、政治資金収支報告書への不記載が132万円あることが明らかになっていますが...
――安倍派の裏金（女性関係へ）の流用の事実は？
「不記載資金を流用したということは断じてありません。否定はしますけれども、このことそのものが信頼を損ねることと存じますので、辞職を決意致しました」
辞職願を提出した後の2度目の会見の際には、議員バッジが外されていました。
宮沢博行 衆院議員
「私は比例代表（選出）の身です。離党だけで済むものではありません。議席は党にお返ししなければならない」
宮沢氏の地元からは、落胆の声が...
磐田市民
「（裏金問題で）結構オープンに話している方の議員だったじゃないですか。なんかそういう対応をしていた矢先に残念な話もあって、ちょっとショックですね」
「頑張り屋さんだなと思いましたよ。お祭りの時に全町内回って挨拶しに行っていた。居づらいですよね。もう表に出られないというか」
宮沢氏は、次の衆院選への立候補について「現時点では考えられるものではない」としています。
