日本記録保持者・秦澄美鈴が6m72の大会新で優勝「久しぶりに“浮いた”」と手応え、初の五輪代表へ弾み【木南記念・女子走幅跳】

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2024-05-12 16:40
日本記録保持者・秦澄美鈴が6m72の大会新で優勝「久しぶりに“浮いた”」と手応え、初の五輪代表へ弾み【木南記念・女子走幅跳】

■第11回木南道孝記念陸上競技大会(12日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

女子・走幅跳では2大会連続で世界陸上代表の秦澄美鈴(28、住友電工)が、3回目に大会新記録となる6m72(+0.1)をマークして優勝。

4月21日の兵庫リレーカーニバルでも6m39(-0.1)で優勝しており、初の五輪出場へ好調をキープ。

昨年7月14日のアジア選手権(バンコク)では6m97をマークし、17年ぶりに日本記録を更新した秦は、パリ五輪の参加標準記録(6m86)も突破。来月6月に行われる日本選手権で優勝すれば五輪代表に内定する。

この日の1回目は助走のスタートはいいリズムで入ったが、踏み切りの手前で足を合わせてしまい失速。それでも6m51をマーク。2回目も助走と踏み切りが合わず6m50。納得いかない表情を見せた。

雨が強く降り始めた3回目、助走でスピードに乗ると、踏み切りのタイミングも合せ、高い跳躍を見せて6m72と記録を伸ばし、大会新記録をマーク。ようやく秦に笑顔が見られた。4回目は踏み切りが合わずに失敗。最終跳躍も助走でスピードに乗りすぎ踏み切りに失敗。記録は6m72で優勝を果たした。

大会新記録で終えた秦は「3回目の(6m)72の跳躍は久しぶりに手応えのある跳躍となって、良かったかなと思います。久しぶりに“浮いた”っていう感覚で、助走もいい感じでかみ合ったって感じだった」と振り返った。

さらに「日本選手権ではオリンピックがその場で決まるっていう試合になるので、なかなかそういう試合ってないので、ワクワクしながらいい跳躍をしたい」と初の五輪出場に向けて意気込んだ。

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