ソフトバンクグループが発表した去年4月から今年3月までの最終損益は、2276億円の赤字になりました。3期連続の最終赤字です。
ソフトバンクグループ 後藤芳光 最高財務責任者
「この1年間、一昨年と比較しまして大変順調に成長した1年だったということは申し上げられると思います」
ソフトバンクグループの去年4月から今年3月までの連結決算は2276億円の最終赤字で、3年連続の赤字でした。円安によってドル建ての負債が膨らみ、7031億円の損失を計上したことなどが主な要因です。
ただ、世界的な株高で傘下の「ビジョン・ファンド」が投資する企業の価値が上がり、赤字幅は、▼2022年3月期の1兆7080億円の赤字、▼2023年3月期の9701億円の赤字から縮小しました。
ソフトバンクグループ 後藤芳光 最高財務責任者
「我々にとってのリスクは、変わらないことがリスクですね。変わっていくことが最大のリスクヘッジ、リスクマネジメントだと思います」
ソフトバンクグループの今後について、後藤最高財務責任者は「変わらないことがリスクだ」とし、株式のおよそ9割を持つイギリスの半導体設計大手「アーム」を中心にAI事業にシフトしていく考えを示しました。