犬ならではの『習性と能力』とは?知っておくことで愛犬の気持ちがわかるかも

2024-05-27 16:00

『犬の習性と能力から読み解く愛犬の気持ち』についてまとめました。犬には、飼い主にも理解することが難しい習性や能力があります。愛犬の気持ちを読み解き、困り事にも対処していきましょう。

犬の「習性と能力」を学ぶ気持ちが大事

電柱にマーキングのあと

どうしてそんなことをするのか。どうして言うことを聞いてくれないのか。愛犬の気持ちがわからなくなってしまうことがあるのではないでしょうか。

飼い主が愛犬の気持ちを理解できないとき、どんなに叱っても、どんなに対策をしても、どんなにしつけを行っても、上手くコントロールできないことがあります。

(どうして…?)と感じたときは、「犬の習性」「犬の能力」を学んでみましょう。人間には理解できないこともありますが、犬だからこその行動があります。

犬の習性と能力を知り、愛犬の行動の意味や気持ちがわかれば、改善まではできないとしても、お互いが快適に暮らすための対策や工夫はできます。

愛犬の気持ちがわからなくてどうしようもなく不安なとき、愛犬の行動でお困りのとき、犬の習性と能力の学びは、必ず役に立つと思います。

犬の「習性と能力」から読み解く愛犬の気持ち

威嚇して牙を向ける犬

では、犬ならではの「習性と能力」とはどのようなものなのでしょうか。

1.他犬や他人を警戒すること

犬は習性や能力によって、他犬や他人を警戒することがあります。

飼い主は愛犬に対して、他犬や他人とも仲良くしてほしいと思うかもしれませんが、飼い主や家族以外の全ての他犬や他犬を警戒し、唸ったり吠えたりすることがあります。

お散歩中、他犬に対して吠えてしまうかもしれません。撫でようとした他人を威嚇して吠えたり咬みつこうとしたりするかもしれません。相手に対して不快な思いをさせてしまうことがあります。

犬が飼い主や家族以外の他犬や他人を警戒することは、とても自然なことです。けっしておかしなことではありません。犬の習性や能力なのだと理解し、(こんな愛犬にも相性の合う他犬や他人がいるかもしれない)と考えてあげるとよいと思います。

ただし、トリミングや動物病院で処置を受けるときは、どうしても他人との触れ合いが必要になります。適切な処置を受けることができない場合、愛犬の安全や健康や命にも関わりますので、必要な相手に関しては、きちんと慣れておく必要があるでしょう。

2.マーキングをすること

犬は習性や能力によって、マーキングをすることがあります。オス犬だけではありません。メス犬もマーキングをします。

マーキングをされては困るからと、期待してオス犬の去勢手術をされる飼い主がいますが、去勢したからといって、マーキングをしないとは限りません。

マーキングには次のような犬の気持ちが込められています。

  • 縄張りを主張したい
  • 仲間として認識している犬への挨拶代わり
  • 自分の安全を仲間の犬へ知らせたい
  • 見知らぬ犬への名刺代わり

犬がマーキングをする理由は様々ですが、犬の習性や能力であるため、しつけで改善することができない場合もあります。

マナーベルトやマナーパンツを着用することで、周囲を汚さないための対策をするとよいと思います。

3.全速力で走っている最中に旋回できること

犬は習性や能力によって、全速力で走っている最中に旋回することができます。犬の優れた身体能力であると言えます。人間や車であれば、間違いなく転倒するでしょう。

犬が逃げる獲物を追いかけるとき、時速20km~30kmの速さで、一晩中動き回ることができるとされています。心臓や肺が大きく、肺活量に優れているからです。直線では、時速80kmにも達するとされています。

猛スピードで走りながらも転倒することなく旋回することができるのは、強靭な足首を持つこと、地面をガシッと掴むことができる爪を持つことが主な理由です。

また、犬の手足の裏や指の間や肉球の間に生えている被毛には、滑り止めの機能もあり、氷や雪の上でも滑らず速く走ることができるとされています。

ただし、フローリングの上では滑りやすく転倒の原因になるため、しっかり対策をすることが大切です。

まとめ

トイプードルの猛ダッシュ

犬の習性と能力から読み解く愛犬の気持ちを3つ解説しました。

  • 他犬や他人を警戒すること
  • マーキングをすること
  • 全速力で走っている最中に旋回できること

警戒心から他犬と仲良くできないこと、他人に迷惑をかけてしまうことがあるかと思います。自宅の室内や外出先でのマーキングも困りますよね。改善したいと思われているのではないでしょうか。

しかし、犬の習性や能力による行動なので、しつけで抑えつけることは難しいものです。

愛犬の安全と健康と命を最優先に考え、工夫や対策できることはないか、考えてみましょう。

関連記事

犬の鳴き声がもつ意味とは?犬の気持ちを理解してしつけや騒音対策に生かそう
犬がおしりを向ける意味とは?背中を向けて寝る気持ちも解説
犬が顔をなめる本当の理由とは?愛情表現だけじゃない?!
子どもが『音の鳴る靴』を履いたら…犬2匹が"音の正体を突き止めようとする"光景に10万1000再生の反響「かわいい」「不思議なんですねw」
犬と猫の平和すぎる姿…可愛すぎて家事すらままならない光景に「仕事が手につかん」「洗濯なんかやってる場合じゃない」賞賛の声続々

  1. 【 元アンジュルム・田村芽実 】パニック障害を振り返る  “正常な判断が出来なくなってしまう恐怖”  「生きる」という約束を守れた自分にケーキも
  2. キッチン、太陽系、街の景色――『フェイクマミー』美術デザイナーが語るキャラクター像【ドラマTopics】
  3. 日本人初Vならず 42歳の藤本怜央は5ファウルで無念の退場… 韓国リーグファイナル【車いすバスケ】
  4. 「仕事などで溜まったストレスを解消するため」神奈川県警栄署の20代男性巡査を撮影処罰法違反の疑いで書類送検 神奈川県警は男性巡査を減給処分 巡査はきょう付で退職
  5. 【 西山茉希 】12年間乗った自転車とのお別れを報告「母生活を日々支えてくれたママチャリとの思い出いっぱい」
  6. 早稲田大学が留学生の学費値上げを検討 時期は「未定」 現在在籍の学生は対象外
  7. 鈴木農水大臣「おこめ券」に使用期限設定と正式表明 物価高対策として速やかに活用してもらうため “来年9月末まで”の見通し
  8. 【 Kōki, 】「父がサンタさんになって登場してくれて...」クリスマスのほっこりエピソード披露
  9. 「ロードマップを示す議論を」 石井準一座長が意気込み 「合区制度」など話し合う参議院改革協議会の議論スタート
  10. フリーアナウンサーの女性をSNSで脅迫した疑い 女(30代)を書類送検 写真集の上に包丁を置いた写真など投稿 警視庁
  1. トヨタが新型スーパーカーなどを発表 フラッグシップスポーツカー3台の世界同時発表会
  2. サッカー日本代表・中村敬斗選手に対するストーカー行為で逮捕の女性(60代)を不起訴処分 千葉地検
  3. “執行猶予付き有罪判決”で釈放の当日に中学生暴行・逮捕の男(23) 別の神奈川での不同意わいせつ傷害の疑いでも逮捕
  4. 千葉・成田市の東関東自動車道で大型トラックにひかれ女性(62)死亡 乗用車を路肩に停車後ひかれたか 千葉県警
  5. 勾留中の被告(54)が7階窓から逃走…逃げた状況が明らかに その後、静岡・三島市内で確保 伊豆の国市の病院で警察官監視のなか
  6. 中国「過去最大規模」100隻超の艦船を東アジアに展開 高市総理の発言に反発か 軍事演習など動向注目
  7. 千葉・船橋市立小学校の事務職員(21)を逮捕 駅の男子トイレで盗撮か 千葉県警
  8. トランプ氏 が“地上攻撃”を示唆…「ベネズエラが麻薬密輸」 背景に“中国の影”も、米国の“攻撃”現実性は?【news23】
  9. 【速報】インフルエンザ感染者数 「44.99人」今シーズン初の減少も全国で「警報」基準を超える 厚生労働省
  10. “ジャングル潜伏28年”「恥ずかしながら…」残留日本兵・横井庄一さん“潜伏続けた理由”とは「お母さんに…」【戦後80年つなぐ、つながる】
  11. “交通系IC”の新決済サービス「teppay」、コード決済戦国時代にSuicaとPASMOの巻き返しなるか!?【ひるおび】
  12. ネギの頭は3本・4本どっちがおいしい?プロはここを見る!白菜・大根 冬野菜の目利き術【ひるおび】