「節目というものはない、2人のことを忘れない」川崎市で児童ら20人が殺傷された事件から5年 現場には献花に訪れる人、学校では追悼ミサも カリタス小児童ら殺傷事件

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-05-28 13:19

川崎市の登戸駅近くで小学生ら20人が殺傷された事件から、きょうで5年となります。現場では、近隣住民らが献花に訪れました。

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この事件は2019年5月、川崎市多摩区の路上でスクールバスを待っていたカリタス小学校の児童ら20人が男に刃物で襲われ、2人が死亡し、男が自殺したものです。

事件から5年となったきょう、現場には献花に訪れる人の姿がありました。

献花に訪れた人
「あれから5年経ちましたけど、あの事件のことは絶対忘れることはできませんので、二度とあんな痛ましい事件が起きないように、心からお祈りして、ゆっくり休んでくださいとお祈りしました」

被害にあった子どもたちが通う学校では、けさ、亡くなった2人を追悼するミサが行われ、在校生や遺族、卒業生などおよそ350人が参加し、祈りを捧げました。

ミサの後、取材に応じたカリタス小学校の小野拓士校長は「5年経ったが、どうしてあんなことが起きてしまったんだろうという悔しさ、悲しさは変わらない」「私たちにとってみれば、節目というものはない。一番は2人のことを忘れないということを続けていきたい」と話しました。

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