木原防衛大臣は、きのう夜の北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用した発射について、「衛星打ち上げを試み、失敗したと認識している」と明らかにしました。
木原防衛大臣
「発射されたものは数分後に黄海上空で消失し、宇宙空間への何らの物体の投入はされていないものと推定しております」
木原防衛大臣は閣議後の会見でこのように述べ、「これまでに得られた情報を総合的に勘案すると、きのうの発射は衛星打ち上げを試み、失敗したものであったと認識している」と明らかにしました。
その上で、日本、アメリカ、韓国によるミサイル警戒データのリアルタイム共有については、「常時、継続的に行っている」と述べ、引き続き情報の収集・分析に努める考えを示しました。
また、破壊措置命令を継続するかや、展開中のPAC-3部隊など今後の態勢については、情報の分析や評価を続ける中で適切に判断するとしています。