政治資金規正法の改正をめぐる与野党協議が行われるなか、政党が議員に支給する「政策活動費」の見直しを求める日本維新の会は、2か月分の政策活動費の使いみちや領収書を公表しました。
日本維新の会 藤田文武 幹事長
「言ったからにはやるという意味において、これをまずは公開させていただいて議論の喚起を呼びかけたい」
日本維新の会が公表したのは去年11月と12月分の政策活動費、あわせておよそ620万円の使いみちと領収書の写しです。
支出の目的は飲食費などを含む「渉外費」と選挙関係の調査などに使う「調査研究費」に分類していて、支出先は「先方に迷惑をかけないため」非公開にしています。
藤田幹事長は「ブラックボックスとして政治家が使ったお金をチェックしない現状を是正することが、政治と金の問題の一番の本丸だ」と主張しました。
一方、1回の飲食費が20万円を超える高額な会食があることや、複数の領収書に宛名や但し書きがないことなどを問題視する声が党内からあがっています。