愛犬の『おやつ催促』がしつこい時の対処法とは?愛犬からの要求は無視すべき?

2024-05-31 17:00

犬のおやつは制限すべきと考えていても、愛犬の要求がエスカレートしてしまうと悩んでしまいますよね。愛犬からの要求は無視すべきでしょうか。この記事では、愛犬の「おやつ催促」がしつこい時の対処法についてご紹介します。

愛犬の「おやつ催促」がしつこい時の対処法

お座りをするゴールデンレトリバー

犬にとっておやつは魅力的な食べ物であるため、一度与えると欲しがるのは当然のことです。しかし、与えすぎは体に悪影響をもたらすため、適切な食事量を守らなければなりません。

とはいえ、「愛犬がおやつを欲しがるとつい応じてしまう」という方が多く見られます。最近では在宅勤務になったことで、「おやつを与える機会が増えてしまった」という飼い主さんも少なくはないようです。

ただし、愛犬からの要求が過剰になってしまうとイライラの原因になりやすく、吠えたりご飯を食べなくなったりなどさまざまな問題が出てきます。では、一体どのように対応すべきでしょうか。

そこで今回は、愛犬の「おやつ催促」がしつこい時の対処法をご紹介します。愛犬のおやつに関して悩んでおられる場合はぜひ確認しておきましょう。

相手にしない

愛犬におやつを催促をされても、まずは相手にしないように心がけましょう。欲しがるまま与えれば、要求はエスカレートする一方です。

犬のおやつは「まて」や「おすわり」などが成功したときのご褒美として少量を与える程度でよいため、吠えたりじっと見つめられたりしても無視してしまいましょう。

愛犬からの要求に応えてばかりいると、問題行動へ発展する可能性があります。また、叱る機会が増えてしまう方は、別の部屋へ移動してしまうのも一つの方法として提案します。

食事の量を見直す

愛犬がおやつを欲しがる時は、1日の食事量が適切であるか見直してみましょう。

犬の食事量は、おやつを含めた分量を与えるのが適切です。食事が不足している可能性を踏まえて見直し、食事とおやつのバランスを考えてみてください。

ご飯の時間帯や回数を変える

ご飯待ちの柴犬

おやつを与える回数を減らす工夫として、食事の時間帯や回数を変える方法もあります。1日2回の食事を3回に変え、少量ずつ与えてみてください。空腹を感じる時間帯を減らし、おやつはトレーニング中に与えるなどメリハリをつけましょう。

散歩に行ったら食事にする、という方法も有効です。その場合は、帰宅から30分以上空けてから与えるようにします。

なお、散歩の直前や直後に食事を与えると、消化不良や胃拡張、胃捻転などのリスクが高まるため注意が必要です。

丸飲みできない食事やおやつにする

おやつの催促と共に犬の早食いも気になる時は、早食い防止専用のフードボウルや犬用の知育玩具を用いるのもおすすめです。食事時間が長くなるため食べ過ぎ防止になり、おやつを与える機会も減らすことができます。

また、にんじんやキャベツなど、よく噛んで食べないと飲み込めない野菜を食事やおやつにするのもおすすめです。

ほかにも、歯磨きガムのような、丸飲みができずに少量で長持ちするものに変える工夫も行いましょう。

コミュニケーション時間を増やす

愛犬がおやつを催促するのが癖になるとキリがなくなり、飼い主さんもイライラしてしまいますよね。

そこで、愛犬が退屈になりやすい時間帯には、一緒に遊んだり散歩に出かけたりなどすることで、愛犬と積極的にコミュニケーションを取ってみましょう。

おやつを食べすぎると肥満の原因になるため、体を動かす機会を増やすことが大切です。犬は運動をするとストレス発散をしやすく、体力を消耗するとよく眠れるようになります。

認知症などを患っていないか観察する

何度食事やおやつを与えても欲しがる時は、認知症などを患っている可能性も。その場合は、一度獣医師に相談してみることをおすすめします。

また、運動量が低下するシニア犬がおやつを食べすぎてしまうと肥満のリスクが上がるため、注意深く対応しなければなりません。

犬は認知症を患うと、食事よりもおやつを好む傾向があるため、欲しがるまま与えるのは危険です。

愛犬の食事の量や体調に変化が見られたら、すみやかに動物病院に相談し、病気を早期発見することを心がけましょう。食事についても獣医師に相談しながら、適切な与え方を続けることが大切です。

まとめ

おやつにとびつく大型犬

愛犬から「おやつちょうだい」と切ない表情で催促されると、なんだか可哀想な気持ちになるのは、飼い主さんなら誰でも共感できますよね。

しかし、欲しがるまま与えるのは、結果的に愛犬にさまざまなリスクを与えることになります。

おやつの催促に悩んでいる方は、今回の対処法を参考にしながら工夫を行ってみてください。

もし成果が見られない時は、ドッグトレーナーや獣医師などの専門家に相談してみることもおすすめします。

関連記事

柴犬と飼い主が見せた『散歩前の攻防』…まさかの面白すぎる光景が124万表示「頭隠して尻隠さず」「枕に顔埋めるの可愛すぎ」絶賛の声
犬の鳴き声がもつ意味とは?犬の気持ちを理解してしつけや騒音対策に生かそう
犬が『信用していない人』にする行動4選
犬がお腹を見せるポーズは服従心ではなかった?!
犬が玄関から離れないときの心理

  1. 冬から春に起こりやすい「乳幼児突然死症候群」 年末年始の帰省では窒息事故にも注意 こども家庭庁が注意呼びかけ
  2. 中国軍や海警局が100隻超の艦船展開と報道 「法に則って活動」中国外務省が主張
  3. モノレールで商品配送? “飽和状態”コンビニ業界で新たな出店見据える取り組み コンビニ拠点とする新たな街づくりも
  4. 周囲は「優しかった」「がっかりした」 闇バイト強盗“指示役”トクリュウ4人逮捕 捜査進展は「トクリュウの弱点」「携帯の解析」
  5. 結論出なければ…自動的に削減? 自民・維新提出の衆議院議員定数削減に向けた法案に野党が反発「あまりにも乱暴」
  6. 動機は…彼女に会いたくて? 静岡・伊豆の国の病院から逃走・確保された島田健太郎被告(54) 病院には置き手紙も 静岡県警は謝罪
  7. 中国軍などが100隻超の艦船を東アジア海域に展開 過去最大規模・・・高市総理答弁や台湾の発表背景か 中国は「法に則って活動」
  8. 露プーチン大統領 印モディ首相と首脳会談 ウクライナ情勢めぐり「インドの尽力に感謝」両国の関係発展で一致
  9. 航空会社間でダイヤ調整や減便可能との見解示す 国交省 国内航空路線維持へ有識者会議
  10. 2025年を象徴する“行動者”たちが集結! 「Public of The Year 2025」授賞式レポート
  1. 勾留中の被告(54)が7階窓から逃走…逃げた状況が明らかに その後、静岡・三島市内で確保 伊豆の国市の病院で警察官監視のなか
  2. 千葉・成田市の東関東自動車道で大型トラックにひかれ女性(62)死亡 乗用車を路肩に停車後ひかれたか 千葉県警
  3. “交通系IC”の新決済サービス「teppay」、コード決済戦国時代にSuicaとPASMOの巻き返しなるか!?【ひるおび】
  4. トランプ氏 が“地上攻撃”を示唆…「ベネズエラが麻薬密輸」 背景に“中国の影”も、米国の“攻撃”現実性は?【news23】
  5. フリーアナウンサーの女性をSNSで脅迫した疑い 女(30代)を書類送検 写真集の上に包丁を置いた写真など投稿 警視庁
  6. ネギの頭は3本・4本どっちがおいしい?プロはここを見る!白菜・大根 冬野菜の目利き術【ひるおび】
  7. 【速報】川崎市のリサイクル工場で火事 現在も延焼中 逃げ遅れなし
  8. トヨタが新型スーパーカーなどを発表 フラッグシップスポーツカー3台の世界同時発表会
  9. 鈴木農水大臣「おこめ券」に使用期限設定と正式表明 物価高対策として速やかに活用してもらうため “来年9月末まで”の見通し
  10. 【速報】インフルエンザ感染者数 「44.99人」今シーズン初の減少も全国で「警報」基準を超える 厚生労働省
  11. 結婚相談所ツヴァイがフリーランス法違反 公正取引委員会が勧告 業務委託した婚活パーティ司会者ら134人に報酬額や業務内容を明示せず
  12. “ジャングル潜伏28年”「恥ずかしながら…」残留日本兵・横井庄一さん“潜伏続けた理由”とは「お母さんに…」【戦後80年つなぐ、つながる】