ロ朝の軍事協力強化で「安全保障の利益が脅かされる」韓国政府はロ朝の団体や個人への独自制裁

ロシアと北朝鮮が軍事面での協力を強化する新たな条約を締結したことへの対抗措置として、韓国政府は両国の個人や団体などを独自の制裁対象に加えると発表しました。

韓国外務省によりますと、来月1日から独自制裁の対象に新たに加えられるのは、ロシアや北朝鮮などの5つの団体、4つの船舶と個人8人です。

▼ロシアと北朝鮮の間での武器輸送や、▼沖合いで船から船に積み荷を移し替える「瀬取り」と呼ばれる方法による北朝鮮の石油調達などに関わったとされます。

先週、ロシアと北朝鮮が軍事面での協力を強化する新たな条約を締結したことについて、韓国政府は「安全保障面での利益が脅かされる」と強く反発していて、今回の独自制裁は条約締結への対抗措置だと説明しています。