ウエイトリフティングのパリ五輪日本代表の3選手が1日、都内で公開練習を行った。
【写真を見る】宮本昌典「責任感を持って」男子40年ぶりのメダルへ、女子の鈴木梨羅は4大会連続メダル目指す【ウエイトリフティング日本代表 】
女子49キロ級・鈴木梨羅（25、ALSOK）は、五輪初出場。日本女子は、ロンドン（2012年）、リオ（2016年）で三宅宏実が、東京（2021年）では安藤美希子がメダルを獲得しており、鈴木には4大会連続の表彰台の期待がかかる。
鈴木は、男子73キロ級代表の宮本昌典（27、東京国際大学職員）から腕の動きのアドバイスを受けるなど、初の大舞台に向けてトレーニングに励み、「女子4大会連続メダル獲得を目指して、若い世代に憧れるような存在になりたい」と話した。
鈴木にアドバイスを送った宮本は、東京五輪に続き2大会連続出場となる。男子102キロ超級・村上英士朗（28、いちご株式会社）と共に、1984年ロス五輪以来40年ぶりとなるメダル獲得を目指す。
宮本は160キロのバーベルを上げるなど、調整も順調な様子。時折笑顔も見せ、リラックスしたムードで練習を行った。沖縄県那覇市出身の宮本は「期待されているのは分かっている。男子40年ぶりのメダル、沖縄ウエイトリフティング界初のメダルに向け、責任感を持ってやっている」と地元への熱い思いを語った。
102キロ超級の村上は「見られると力が入る」と200キロのバーベルで練習に臨み、2大会連続メダルを獲得した三宅宏実さんの近くでもトレーニングを行った。所属先のコーチである三宅さんに掛け声をかけられながら汗を流した村上は「オリンピックは13歳でウエイトリフティングを始めてから憧れの場所。出ると思ってやってきた」と初の五輪へ向けて意気込んでみせた。
【パリ五輪ウエイトリフティング日程】＊日時は日本時間
8月8日（木） 午前2時30分 女子49キロ級（鈴木梨羅）
8月9日（金） 午前2時30分 男子73キロ級（宮本昌典）
8月11日（日）午前3時30分 男子102キロ超級（村上英士朗）
＊写真は、宮本昌典選手
