犬との暮らしで『必要な配慮』とは?性格別ですべき対応の仕方や暮らしの注意点まで

2024-07-11 16:00

犬の飼育をする上で大切なことは、しつけ以外にもたくさんありますよね。この記事では、犬との暮らしで「必要な配慮」について、性格別ですべき対応の仕方や注意点などを解説します。

犬との暮らしで必要な配慮

子供と大型犬

犬を迎える際にはさまざまな覚悟が求められますが、実際に生活を送ってみると人間と犬が共存することの難しさに気づく場面があるものです。また、犬の性格によって対応の仕方も異なりますよね。

愛犬とのよりよい暮らしを考えるためにも、以下でまとめた犬との暮らしで「必要な配慮」を参考にしてみましょう。

安全な飼育環境を整える

大前提として、愛犬が安全かつ快適に暮らせる飼育環境を整えましょう。まず犬が届く範囲にある物を片付けて、ケージやクレートで安心できる場所を確保します。

電気コードにはカバーを設置して、ゴミ箱にはフタをしましょう。危険なイタズラや誤飲誤食を未然に防ぐことが大切です。さらに、フローリングに滑り止めを敷き、エアコンで適温を維持することも忘れないようにします。

犬が過ごす場所は直射日光が当たらないか、明るすぎないかなどの配慮も行ってくださいね。

生活臭のニオイに気を付ける

犬は人間の1億倍もの嗅覚を持つと言われています。そのため、食事のニオイは仕方ない部分がありますが、香水やタバコといった犬が苦手なニオイにはご注意を。

また、柔軟剤や消臭剤などのニオイも、犬にとってはつらい香りになるため、できるだけ配慮を心がけてください。

家を空ける時間はできるだけ短く!

犬はひとりで留守番をするのが苦手です。留守番は少しずつ時間を伸ばしながら慣らし、ある程度慣れたとしてもできるだけ早く帰宅することを心がけてください。

飼い主さんの自由時間は減ってしまうかもしれません。しかし、犬を飼う以上はできるだけ犬を留守番させる時間を短縮させることが重要です。

もし仕事が忙しいなどのやむを得ない状況の時は、ペットシッターなどに依頼するのも一つの方法です。

生活音や騒音に注意する

雷や工事の音など、騒音が苦手な犬は多いです。怖がりな犬であれば、震えたり隠れたりなど大騒ぎになるでしょう。

これ以外にも、掃除機やテレビの音など人間が発してしまう生活音にも注意しなければなりません。ある程度慣れると落ち着く犬も多いですが、音に対する苦手意識が強い犬には静かに過ごせる場所を確保してあげるとよいですね。

愛犬を社会の一員として育てる

散歩中の犬

ペットの中でも、犬は社会との関わりが深いため、散歩中はもちろん近隣への配慮を心がけましょう。家の外に一歩出たらリードを短く持つことや人に飛びつかないよう心がけるなど、常に愛犬から目を離さないことが大切です。

日頃から「まて」「おすわり」などのしつけトレーニングを重ねておくのはもちろんですが、フンの持ち帰りなどの徹底を。愛犬に対する印象は、飼い主さん自身の行動が影響します。

訪問客への配慮も忘れない

配達員の方や訪問客に対して、愛犬が吠えたり飛びついたりしないよう配慮をしましょう。すべての人が犬好きとは限らず、中には犬が苦手な人もいます。

警戒心が強い犬などが訪問客に吠えてしまう場合は、愛犬をケージの中に入れて落ち着くのを待つのもひとつの手段です。興奮をする前に、「おすわり」などでクールダウンさせるトレーニングも行っておきましょう。

サポート要員を確保しておく

犬を迎える際に考えておきたいのが、自分以外のサポート要員です。ひとり暮らしの方は、万が一の際に愛犬をどのように保護をするのか考えておく必要があるでしょう。

自宅に駆けつけてくれる距離に住む家族や友人など、信頼できるサポーターを数人確保しておくことが大切です。

ほどよい距離感をキープする

飼い主として愛犬をとことん可愛がるのは素晴らしいことですが、気をつけたいのが距離感です。1日中べったりして過ごすのは、愛犬のためにはなりません。

犬ものんびり昼寝をしたり、ひとり遊びを楽しんだりして過ごす時間が必要です。くっ付いているのが当たり前になってしまうと、少しでも離れたときに不安な気持ちになります。

これを「分離不安症」とも呼びますが、留守番ができなくなったり、精神病を患ったりなど思わぬ障害を生んでしまいます。飼い主さん自身も精神状態が不安定になりやすくなるため、お互いの時間を尊重しながら程よい距離感で過ごすことを心がけてくださいね。

まとめ

ハイタッチする犬

今回は、犬との暮らしで「必要な配慮」について解説しました。

犬との暮らしで必要な配慮とは、愛犬に対することだけでなく、社会に向けたこともいくつかあります。

愛犬だけでなく周囲にも目を向けながら、よりよい暮らしへと改善してみてくださいね。

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