おしっこを我慢し続けてしまうと、様々なリスクが生じます。必要に応じて、犬がおしっこを我慢しているサインを飼い主が察知し、トイレへと誘導してあげましょう。この記事では、他にも注意すべき危険な状態を解説します。
犬がおしっこを我慢する理由は?
おしっこをしたそうに落ち着きのない様子を見せているのに、なぜか我慢してしまう犬は少なくありません。犬がおしっこを我慢するときに考えられる主な理由は以下の通りです。
- 家の中でおしっこをしてはいけないと勘違いしている
- トイレが汚れているからおしっこする場所がない
- 寝床とトイレが並んでいて寝床を汚したくないからしない
- なんらかの症状に悩まされている
トイレトレーニングが上手くいっていない場合は、一からトイレトレーニングをやり直す必要があります。また、トイレが汚れていると嫌がる犬も多いので、常にトイレはきれいな状態を維持しましょう。
犬が『おしっこ』を我慢してるときのサイン4つ
おしっこを我慢している犬は、ある特徴的な行動を見せることが多いです。ここで紹介するサインが確認されたら、清潔なトイレに誘導してあげましょう。
1.部屋の中を落ち着きなくウロウロ歩き回る
犬はおしっこがしたいけれどできないとき、部屋の中を落ち着きなくウロウロ歩き回って困った様子を見せることがあります。
おしっこができる場所を探していたり、飼い主に「どうすればいい?」と訴えかけているサインなので、トイレへと誘導してあげましょう。
2.同じ場所を何度も回る
犬は排泄前に同じ場所を何度もクルクルと回ることがあります。うんちの時によく見られる行動ですが、おしっこの前に見せることも。
誤った場所へおしっこしてしまうと、その場所をトレイとして誤認識してしまう恐れがあります。もしも同じ場所を何度も回る様子が確認されたら、そのままトイレへと誘導しましょう。
3.床の匂いを嗅ぎ回っている
犬はおしっこがしたい時、床の匂いを嗅ぐことがあります。この理由はいくつか考えられますが、おしっこをするトイレの場所を探していたり、おしっこを我慢しているときに気を紛らわせたりしていると考えられます。
執拗に床の匂いを嗅ぎ回っている場合は「おしっこがしたいよ」というサインなので、いち早く察知してあげてください。
4.排泄部分を気にする素振りを見せる
おしっこを出す部分を気にする素振りを見せるときも尿意を感じているサインです。しかし、なかなかトイレに行かない場合はおしっこを我慢しているのでしょう。
排泄部分を気にしているのにトイレに行ってもおしっこが出ない場合は、なんらかの疾患の可能性も疑われるので気をつけてください。
こんな症状は危険!注意すべき危険な状態
もしも犬がおしっこを我慢しているときに以下の症状が見られたら注意してください。
- 尿意の感覚が短い
- 多飲多尿の症状を見せる
- おしっこの色が薄い
- 1回に排泄するおしっこの量が少ない
- おしっこにキラキラとした粒(結石)が含まれている
- しゃがみ込んでいるのにおしっこが出ない
尿路結石や膀胱炎、または腎臓などの内臓にかかわる疾患も疑われます。また、おしっこの状態で犬の健康状態を知ることもできるので、毎日おしっこの状態をチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬にとってもおしっこを我慢する行為は体に負担がかかります。病気を発症する原因になることもあるので、おしっこを我慢しているサインを見せたら、落ち着いて排泄できる環境が整っているか確認し、トイレに誘導してあげましょう。
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