犬の『吠え癖』が酷いときのしつけ方法とは?改善するために飼い主がすべきことまで

2024-07-22 17:00

犬はかつて番犬として庭先に繋がれているのが一般的でした。しかし現在では、室内で飼育されることの方が多くなってきました。そのため、犬が吠えることに対して以前よりも迷惑と思われるようになり、愛犬の吠え癖については飼い主さんも悩んでしまいます。そこで今回は、犬の「吠え癖」が酷いときのしつけ方法について解説します。

犬が吠える理由

遠吠えする犬

犬の「吠える」「唸る」という行動には、必ず何かしらの理由が伴っています。

犬が吠える理由には大きく分けると、以下の3つに分けられます。

  • 要求吠え
  • 警戒吠え
  • 興奮吠え

「要求吠え」は、犬が飼い主に対して「遊んでほしい」「おやつが欲しい」「外に出してほしい」などという時に「吠える」ことで意思表示した際にその要求がかなえられた場合、強く学習される吠え方です。吠えると要求が通ると学んだ犬は、何かあればすぐに吠えて人間を使おうとします。

「警戒吠え」は、恐怖や警戒心が高まった際に思わず声を出してしまう行動です。犬はもともと非常に警戒心が強い生き物なので、テリトリーに知らない人やモノが入り込もうとすると警戒して唸ったり、排除しようとしたりして吠えることがあります。

来客や荷物の配達などがやってきて用事が済んで帰る現象も、犬にとっては「知らない人が来て吠えたら出て行った」として覚えてしまい、次の来客時にもっと激しく吠えてしまうようになることがあります。

「興奮吠え」は、気持ちが高ぶった際に思わず漏れてしまう声といったところでしょうか。「楽しい!」「うれしい♪」という気持ちからあふれる声なので、抑えつけるのはかわいそうと思う飼い主さんも。しかし、こうなっているときは犬の耳に飼い主の声は届いていません。吠えることでさらに興奮が高まり、更に大きな声で吠えだすこともあります。

吠え癖がひどい時のしつけ方

吠える犬

犬にとって吠えることもコミュニケーションの一種である以上、絶対に吠えさせないというのは難しいことです。しかし、吠え始めると止まらないというのは日本の住宅に住んでいると近所迷惑など困ったことになってしまいますよね。

愛犬に一度ついてしまった「吠え癖」をやめさせるのはとても大変なので、できれば子犬の頃からの習慣として「名前を読んだら飼い主の傍に来て座る」「ハウスの指示をきちんと教える」など、吠えてもすぐやめられるように練習しておきましょう。

子犬のうちに練習しておくことで、興奮して吠えるという行動を抑制することができます。

また、吠えることを覚えてしまった犬に対してこれをやめさせようとする場合、同居している家族全員でまずはしっかりとルールを決めて守るという約束が必要です。一人でもそのルールが守られなければ、犬は混乱してしまうだけで吠えることをやめられなくなってしまいます。

まず、犬の要求吠えには一切反応しないようにしましょう。徹底的に無視をしていると、(今まではこれで要求が通ったのに…?)と犬は混乱します。

これで「要求が通らないならもっと吠えよう」とさらに吠えることが増える場合もありますが、その場合もこちらもしっかり無視をします。ここで要求をかなえてしまうと、犬はこれだけ吠えると要求が通るのだと覚えてしまうだけだからです。

「吠えたら無視をする」、あるいは「クレートなどに入ってもらう」などで落ち着かせてあげることを根気よく繰り返すことで、少しずつ「吠える=構ってもらえない」を覚えてもらうようにします。

また、警戒吠えが強い場合は、犬が余計な警戒心を持たなくてよいように室内環境を整えてあげたり、散歩のコースを変更したりして対応します。

特に、来客のインターホンの音に反応して吠えてしまう場合、『インターホンが鳴ると知らない人が来る』と覚えているため、音が鳴るたびにおやつをあげるなどして「音=いいことがある」と覚えてもらうとよいでしょう。

まとめ

飼い主のベッドで吠える犬

犬にとっては吠えること自体普通のことで、それを無理やり抑制することはできません。

ただし、愛犬が吠えて困っているという飼い主さんがたくさんいらっしゃることも事実ですし、日本の住宅事情の場合、吠え癖がご近所トラブルになることも多いので注意が必要です。

まずは愛犬をよく観察し、どのようなときに吠えて止まらなくなるのか原因を突き止め、その原因を取り除いたり環境を変えてあげるとよいでしょう。

どうしても「吠え癖」が治らない、という場合は、一度ドッグトレーナーさんに相談されることをおすすめします。

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