都内の公園での花火解禁の動きが広がっています。
【写真を見る】「公園で花火ができない」都内で広がる解禁の取り組み“新たなルール”の試行錯誤続く
20日、静岡で開催された「安倍川花火大会」。花火だけでなく、1500機のドローンによるショーも夜空を彩りました。
一方、身近な花火といえば、手持ち花火です。実は「手持ち花火」も進化しています。
松木商店 海老澤浩二 店長
「これがやっぱり一番(人気)だけども。『たこおどり』っていって、これは閉じた足に火をつけると、真ん中までいくと全部の足に火がついて、スプリングでパコーンて開くようになっている。これはね、お子様でも実際人気がある」
子どもたちが喜ぶ手持ち花火。その利用場所をめぐって今、親たちは頭を悩ませています。
手持ち花火を購入
「なかなか近場だと花火禁止のところが多いじゃないですか」
「公園で花火が出来ない」。番組が調べたところ、東京23区で公園で手持ち花火ができるのは13区。10の区で「花火が禁止」でした。
禁止している千代田区にその理由を聞くと…
千代田区 道路公園課 千賀行 課長
「千代田区は完全に都心域にございまして、公園に隣接して様々な方がいるということで、迷惑行為になっている」
花火を禁止にしてきた千代田区で今、新たな動きが…
父親
「手伸ばして、ぴーって」
“子どもたちと花火がしたい”。区民の声を受け、土日の夜限定で手持ち花火を解禁したのです。
父親
「いいですね。最近公園で花火できないから。いい試みだと思います」
こうした取り組みは広がっていて、「杉並区」や「荒川区」でも今年の夏から、一部の区立公園での花火の利用を試験的に解禁しました。
夏を彩る花火。新たなルールづくりの試行錯誤は続きます。