![2022年度の社会保障給付費約138兆円 統計開始以来初の減少 前年度までのコロナ対策費増加の反動で](/assets/out/images/jnn/1327216.jpg)
2022年度の年金や医療などに支払われた社会保障給付費がおよそ137兆8337億円で、統計開始以来初めて前の年度より減少しました。新型コロナ対策の費用が減少したことが影響しています。
国立社会保障・人口問題研究所がきょう発表した統計によりますと、2022年度に年金や医療、福祉などに支払われた社会保障給付費は137兆8337億円でした。前の年度からおよそ9189億円減り、統計を始めた1950年度以降で初めて減少しました。1人あたりでは110万3100円となっています。
2020年度から2021年度にかけて増加した子育て世帯への臨時給付金や雇用調整助成金などの新型コロナ対策の費用が減少したことによりますが、高齢化による医療費の増加傾向そのものは変わっていないとしています。