広島はきょう、被爆79年の「原爆の日」を迎えています。
【動画】広島市長「希望を胸に心を一つにして行動を起こしましょう」79回目の「原爆の日」 平和記念式典が執り行われる
爆心地に近い広島市の平和公園には、未明から多くの人が訪れ、犠牲者を追悼しました。
多くの親族を亡くした被爆者(80)
「世界の人間として、本当の平和を求めていかないといけない」
午前8時からは、岸田総理などおよそ5万人が参列して、平和記念式典が行われました。広島市の松井市長は平和宣言で、冷戦が終結したように、「為政者の対話によって危機は打破できる」と訴えました。
広島市 松井一実 市長
「混迷を極めている世界情勢をただ悲観するのではなく、こうした先人達と同様に決意し、希望を胸に心を一つにして行動を起こしましょう。核抑止力に依存する為政者に政策転換を促すことができるはず」
ロシアによるウクライナ侵攻や、イスラエルのガザ攻撃が続く中、広島では世界各国に核兵器廃絶に向けて具体的な取り組みを求める声があがっていました。