犬が『怖い』と感じるモノをご紹介します。雷の音や掃除機など、犬が苦手とするモノを克服する方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
犬が『怖い』と感じるモノ5選
犬には『怖い』と感じるモノがたくさんあります。
犬は優れた聴覚とあまり良くない視力を併せ持つため、音にはとても敏感に反応して驚いてしまいますし、初めて見る物はぼんやりとしか認識できずに怖がってしまうことが多いのです。
今回は、そんな犬達が『怖い』と感じやすいモノをいくつかご紹介しますので、犬を飼っている方はチェックしておきましょう。
1.雷の音
「雷の音」を怖がる犬はとても多いです。犬は大きな音や低音を怖がる習性があるため、突然鳴り響く雷鳴をとても恐ろしく感じるのでしょう。
さらに、雷が鳴る時に発生しやすい大雨や突風による音、落雷を怖がって大騒ぎしてしまう飼い主さんの様子も犬を不安にさせてしまいます。
雷が鳴っている時は窓を閉めてテレビの音量を上げ、飼い主さんはできるだけ落ち着いているよう心がけましょう。雷に似た音がする花火も犬は苦手なので、花火大会に犬は連れて行かないようにしてください。
2.掃除機
日常的によく使う「掃除機」も怖がる犬が多くいます。
なかには動きを見てオモチャだと勘違いしてしまう犬もいますが、掃除機をかけたときに犬が激しく吠えて攻撃してくる、もしくは尻尾を巻いて隠れてしまうのは怖がっているサインです。
愛犬が掃除機を怖がる時は、ケージや別の部屋へ避難させたほうが良いでしょう。
3.工事現場の音
散歩中に遭遇しやすい「工事現場」も犬が怖がりやすい場所です。
工事現場で鳴り響く激しい音は犬にとってとても恐ろしく、近づくことができなくなる犬も多いです。音だけでなく、工事現場で働く人々の大きな声や資材を運ぶ動作を怖がる犬もいます。
4.格子状の蓋(グレーチング)
街中にある側溝に敷かれた「格子状の蓋(グレーチング)」を苦手とする犬も多くいます。グレーチングは目があまり良くない犬から見ると、穴が開いているように見えてしまうため乗ることを嫌がってしまうようです。
散歩中にグレーチングの上を通ろうとすると怖がって動かなくなってしまい、飼い主さんに「抱っこして!」とねだる犬は少なくありません。
飼い主さんが無理に引っ張って歩かせようとすると、グレーチングの隙間に足を挟んで犬がケガをしてしまう恐れがあるため、よけて歩かせたり抱っこしてあげたほうが安心です。
5.落ちているビニール袋
コンビニやスーパーでもらう「ビニール袋」も怖がる犬が多いです。
道端に落ちているビニール袋が風に飛ばされてガサガサ鳴っただけで、愛犬が飛び上がって驚いてしまったという経験がある飼い主さんもいるでしょう。
音だけでなく、自分の目の高さにある謎の白っぽい物体は、犬にとって不気味に見えて怖い存在のようです。
雷の音や掃除機を犬に慣れさせる方法
雷の音や掃除機など犬が怖がりやすいモノには、日頃から慣れさせておくようにしましょう。
YouTubeなどを利用すれば雷の音や工事現場の音など、犬が苦手とする音を簡単に出すことができますので、まずは犬がパニックにならないような小さい音で聞かせてみてください。
そしておやつを与えながら少しずつ音量を上げていく行為を繰り返すと犬が音に良いイメージを抱くようになり、落ち着いていられるようになるはずです。
掃除機やビニール袋は犬がいる部屋に置き、見た目から慣れてもらうようにしましょう。犬が見慣れて気にしなくなってきたら、おやつを与えながら音を出したり動かしてみてください。
こういった「犬が怖がるモノに慣らす訓練」は、警戒心が少ない子犬のうちにやるのがオススメですが、成犬になってからでも時間をかければ克服することが可能なので、焦らずにやってみましょう。
まとめ
怖いモノに無理やり近づけようとすると、犬はパニックになったり大きなストレスを感じたりします。パニックを起こした犬は逃げて行方不明になったり、ストレスで体調を崩すこともあるので、飼い主さんは決して無理強いはしないようにしましょう。
愛犬に怖がっているモノを克服させたいのなら、少しずつ時間をかけて慣らす訓練をするように心がけてくださいね。
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