レキシントン(マサチューセッツ州), 2024年8月21日/PRNewswire/ -- CAMX Power LLC(CAMXパワー社、CAMX)とパナソニック・グループ傘下のパナソニック・エナジー株式会社(パナソニック・エナジー)は、パナソニック・エナジーがリチウムイオン・バッテリー用カソード活性材料の最新GEMX®プラットフォームのライセンスをCAMXから取得したことを発表しました。
GEMX®プラットフォームは、CAMXの基本的発明に基づいており、米国、EU、韓国、日本、中国を含む全世界で30件以上の特許を取得しています。GEMXの発明は、分子工学を通じて、コバルト、アルミニウム等をカソード粒子の極めて重要な場所に配置し、結果として、コバルトの使用量を少なくして大きな安定性をもたらし、高マンガンを含むニッケルベースのカソード材料のあらゆるクラスで高パフォーマンスと低コストを実現しました。その派生製品がgNMC®、gNMCA®、gNCA®、gLNO®としてブランド化されています。
「自社での生産を試みるのではなく、CAMXはこうしたライセンス契約を通じて、自社の発明を迅速かつ広範に市場に投入し、社会の利益のために貢献することができます」とSahin氏は述べています。
「パナソニック・エナジーは、バッテリー・セル技術から事業運営まで、100年にわたるバッテリーの革新の歴史を有しています。同社は、EVを支えるエネルギッシュな原動力であり、現在世界中で急速に広がっているEV革命の中心的な推進役です。ネバダ州スパークスのギガファクトリーにカンザス工場が加わることで、パナソニック・エナジーは引き続き最高級のセル・メーカーという地位を維持するでしょう」とCAMXの社長兼創業者であるSahin氏は述べています。「セル・コストはEVコストの3分の1を占め、セル・コストの約半分はカソードです。パナソニック・エナジーがカソードの選択肢としてGEMXを加えたことは、CAMXにとって大きな栄誉です」とSahin氏は続けます。
パナソニック・エナジーについて
パナソニック・エナジー株式会社は、パナソニック・グループの事業会社制移行に伴って2022年4月に設立され、革新的なバッテリー技術に基づく製品・ソリューションを世界中に提供しています。同社は、車載用リチウムイオン・バッテリー、蓄電池システム、乾電池を通じて、モビリティや社会インフラから医療、民生品に至る幅広い事業領域に、安全かつ安心で便利な電力を提供しています。パナソニック・エナジーは、幸福と環境の持続性を実現する社会に貢献することを使命とし、事業活動を通じて社会的な課題の解決に取り組むとともに、環境への取り組みにおいて主導的な役割を果たします。詳細については、https://www.panasonic.com/global/energy/をご覧ください。
CAMX Power(CAMXパワー)について
マサチューセッツ州ボストン近郊に本拠を構えるCAMXパワー社(www.camxpower.com)は、リチウムイオン・バッテリー材料を開発しています。世界各地で特許を取得している同社の主力製品、GEMXカソード・プラットフォームは、コバルトを5%未満に減らし、パフォーマンスを改善し、主要なセルおよび材料メーカーによるemobility™およびeportability™エネルギー・ストレージの提供を大幅に向上させています。パナソニック・エナジーがEcoPro BM、Umicore、L&F、LG Energy Solutions(LGES)、EV Metals、Samsung SDIとともにGEMXのライセンシーとなったことで、この多製品カソード・プラットフォームはEVバッテリーの中核的存在として、より大きな勢力となりました。
材料開発のために、CAMXは材料合成施設、拡張性のためのパイロット・プラント、高度なセル製造施設を操業しています。同社のビジネスおよびテクノロジー・モデルは、早期段階の技術を熟成させ、リスクを低減し、知的財産を保護し、スケールアップまたはスケールアップの準備ができた状態に育て上げ、大規模な製造パートナーに技術をライセンス供与し、これらの技術を拡張し、製造し、販売することで、より大きな、より迅速な社会と環境の改善を実現することです。
メディア問い合わせ
CAMX Power
Terry Lundstrom
Terry@camxpower.com
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