一般家庭で起こった、雑種犬60匹の多頭飼育崩壊…思いもよらぬ形でレスキューされた保護犬が怯えながらも、暖かく迎えられている姿に涙が出ます。
YouTubeチャンネル「保護犬の預かりVlog〜Lima o mama〜」に、多頭飼育崩壊した現場から緊急保護されたヒロくんを、保護主さんがお迎えに行った日の様子をおさめた動画が投稿されました。
この胸が痛む動画は4.7万再生を突破し、「保護活動に頭が下がります」「なんて澄んだ美しい瞳をしてるんだろう」といった声があがりました。
一般家庭での多頭飼育崩壊
その日、犬の多頭飼育崩壊現場から緊急保護された子をお迎えするために、保護施設へとやってきた保護主さん。
ヒロくんと名付けられたその子は、人間が怖いようで、段ボールと壁の隙間に入って物陰に隠れようとしていたそう。
レスキュー現場はごく一般的なお家で、敷地内に50頭以上の犬があふれかえる状況が、なんと10年も続いていたといいます。
飼い主さんとの話し合いが難航して保護できずにいたところ、思いもよらぬ形で犬たちが緊急レスキューされることに。
同じ保護施設出身の先輩犬は協力的です
保護現場にいた60頭近くの犬は雑種で、犬同士の喧嘩で亡くなってしまう子がいるほど、凄惨な状況だったといいます。
そんな過酷な環境で生きてきたヒロくんは、保護主さん宅に移動するために入っていたクレートの中で、怯えた目をして、ガタガタと震えていたそう。
保護主さん宅に来た後も、ケージの隅でかたまり、目が合うだけで震えるほど怯えていたというヒロくん。
そんなヒロくんを、先住の保護犬たちはみんな驚くほど穏やかに受け入れてくれたといいます。
賢く優しい子なことが伝わってきます
ヒロくんはレスキューされてからの5日間、ほとんど何も食べていませんでした。そこで保護主さんが指にご飯をつけて口元まで持っていくと、大人しく食べてくれたといいます。
ヒロくんは食事中、緊張しながらも、ときおり保護主さんの方を見つめていたそう。その目が優しくて、ヒロくんが戸惑いや不安を感じながらも、保護主さんの優しさを受け入れようとしていることが伝わってきます。
この動画を見たたくさんの方から「ヒロ君、優しいお顔。これから楽しい事が待ってるよ、頑張れー!」「こんな優しい目をした子が怯えきっていることに心が痛みます」「ヒロくんが、幸せになれることを願っています」「ヒロくん環境の変化にまだついていけないけど少しずつ慣れていって毎日が楽しいって思えるようになって欲しいです」と応援コメントが届いています。
ヒロくんは、その後、無事愛にあふれたずっとのお家を見つけることができました!
YouTubeチャンネル「保護犬の預かりVlog〜Lima o mama〜」では、神奈川県で犬や猫の保護・譲渡活動を行っている保護主さんの、尊い保護活動の様子を観ることができます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「保護犬の預かりVlog〜Lima o mama〜」さま
執筆:Megumi
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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