茨城・日立市で連続火災　1時間に約700メートル離れた場所で住宅や倉庫など全焼　被害者「火が出る要素はないところ」

けさ早く、茨城県日立市で住宅が全焼するなど、立て続けに2か所で火事が起きました。いずれも普段は火の気がない場所で、警察が出火原因を調べています。

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平屋の建物から上がる炎。近くでは消防隊が消火活動をしています。これは午前5時ごろに発生した日立市弁天町の火災現場を撮影した映像です。

近くの住人
「ボンボンという音がして、事故かと思って。カーテン開けたらすごく煙がモクモクで」

警察などによりますと、火はおよそ3時間後に消し止められましたが、倉庫が全焼したということです。

燃えた倉庫の持ち主
「火の出る要素はないところだから。人も住んでいるわけじゃない」

けが人はいませんでした。ただ、火の気のない場所での火災はほかにも…

記者
「1時間前には弁天町の現場から徒歩10分のこちらでも火事が発生しています」

午前4時前には、同じ日立市の城南町の平屋の住宅で「火が上がって煙が見える」と近くの住人から119番通報がありました。

警察などよりますと、火はおよそ3時間後に消し止められましたが、住宅と敷地内にある倉庫が焼けたということです。

近くに住む人
「きな臭いからおかしいなと思って表見たら、白い煙があがっていた」

この住宅も現在、人は住んでおらず、火の気はないということです。

2つの現場の距離はおよそ700メートル。最初の火災からわずか1時間ほどで2件目の火災が起きました。

警察は出火の原因を調べるとともに、2つの火事の関連についても捜査しています。