生活クラブが日大芸術学部と組んで国内食料自給率アップ作戦! 国産食材にこだわる生活クラブの取り組みを大学生目線で発信

2024-08-30 14:21

ここは長野駅から北へクルマを走らせて30分。8月の暑い日。

りんご がたわわになる傾斜面を、その先に飯縄山や黒姫山の美しい山容をみながらたどり着いた地は、長野県飯綱町の加工用トマト圃場(ほじょう)。

飯縄山や黒姫山がみえるなだらかなトマト畑に立って感じたのは、「日本の食料自給率をもっと上げていく。それも自分ごととして」。

トマト畑の農家と学生たちが話を交わす現場にいあわせて、「生活クラブという選択肢は、ありかもな」とも思った。

食料自給率38% 農業従事者や農地面積も減少

トマト畑で農家と学生たちが対話する時間については、後半で記すとして、まずは“切実なニッポンの食事情”について、端的に伝えると↓↓↓

◆日本国内に供給されている食料のうち、国内で生産されたもの割合=食料自給率は38%(カロリーベース)。半分以上を輸入に頼っている。

◆しかもこの食料自給率は年々低下し続け、先進国では最低水準。これと比例するように農業従事者や農地面積も減少している。

◆商品食品表示に「国内製造」と記されていても、海外産の原料を使用しているケースが多く、輸入原料は国際情勢などに供給が左右されたり、つくり方が不明という現実もある。

―――こうした課題に直面し、食料自給率アップをめざして会員(組合員)といっしょに取り組んでいるのが、生活クラブだ↓↓↓

生活クラブではできる限り国産原料を使用

組合員数約42万人、21都道府県33地域生協で組織される生活協同組合「生活クラブ」の商品(消費材)は、できる限り国産原料を使用。

国産原料使用を追求すべく、会員(組合員)と生産者が意見を交わしながら、原料の一つひとつを選び抜いている。

たとえば「ホットケーキミックス」には、海外産の小麦粉が主流のなか、国産の小麦粉を使用。「餃子」には、消費材の豚肉を使用。野菜や皮に使用する小麦粉も国産にこだわっている。

「トマトケチャップ」は、原料の加工用トマトは国産100%。収穫には組合員が参加し、提携生産者のコーミなどとともに産地形成にも取り組んでいる。

◆生活クラブ 食料自給率向上の取り組み
https://seikatsuclub.coop/activity/food/self-sufficiency.html

―――こうした生活クラブの“食料自給率向上作戦”を、「大学生目線で描いたコンテンツで広く発信したい」という想いで結実したのが↓↓↓

日藝×生活クラブ 産学連携プロジェクト

生活クラブは、国内の食料自給率アップをめざすべく、“大学生目線での発信”に着目し、日本大学芸術学部(日藝)とタッグを組み、生活クラブ組合員はもちろん、さらに組合員の子どもたちへも届くメッセージをつくる“サスティナブルなアクション”を展開。

この「日藝×生活クラブ 産学連携プロジェクト」では、生活クラブの食料自給力アップ活動の場のひとつである、国産加⼯⽤トマトのフィールドや、トマトジュース加⼯工場などへ学生たちといっしょに入り、みんなで“自分ごと”として現状をキャッチアップ。

そこは、第一線で活躍する作家や映画監督、脚本家、舞台俳優、クリエイティブディレクターなど“表現のプロフェッショナル”を数々排出する日本大学芸術学部だ。

この長野県の豊かな自然で“自分ごと”として体感した「伝えたいこと」は、みんなのココロを揺さぶるコンテンツになるに違いない。

11月にはそのコンテンツのアウトラインがみえてくるというから、いまから楽しみ。

―――ということで、日藝の学生たちが今回たどった、“国内食料自給率アップに向けた取り組みを実感できる現場”について、追いかけていこう↓↓↓

美勢商事&きららファーム

美勢商事は、豊かな自然に恵まれた長野県塩尻市で生まれ育った会社。

「健康に役立ち安全で豊かな食生活に貢献しよう。」の社是のもと1979年から、自分の子どもにも安心して食べさせられるものをつくり続けてきた。

小麦や肉、野菜はこだわりの国産を使⽤し、化学調味料・合成保存料・酸化防止剤などの不使⽤を貫いた餃子をつくり続け、自社グループの農業法人ではニラ・キャベツ・白菜などを生産し、産業の6次化と地産地消にも積極的に取り組んでいる。

国産トマト100%ジュース工場&加工用トマト圃場

飯綱トマト部会の部会長や、JAながの担当者、長野興農担当者など、加⼯⽤トマト生産と加⼯に関係する生産者にそれぞれの立場から、加⼯⽤トマト生産の現状や今後の展望などをヒアリング。

学生は実際の収穫作業を体験し、国産の加⼯⽤原料を生産することのリアルな実態を体感。

また、当日は神奈川と千葉から約20名の生活クラブ組合員が計画的労働参加の取り組みとして収穫作業のため圃場を訪問。

学生らは参加する組合員たちとも交流し、計画的労働参加についての理解も深めていった。

◆生活クラブ 計画的労働参加
https://seikatsuclub.coop/about/vision/seisansuru-shouhisha.html

長野興農「信州トマトジュース」製造工場

長野興農は、JAグループが母体となり設立された会社で長野県の野菜や果物を使⽤した果汁100%ジュースを製造。

生産者とのつながりを大切にし、トマトジュースの原料となるトマトは、「契約栽培」により特定の農家によって育てられ、確かな品質が受け継がれてきた。

毎年5月から7月にかけて、農家との「作付け確認」「栽培指導」を欠かさず、8月にはおいしいトマトを収穫。

新鮮なままジュースへと加⼯し、長野県産100%「信州の味」がしっかり詰まったトマトジュースを製造している。

南信酪農 佐藤牧場

南信酪農に所属する佐藤牧場では、牛に与える飼料の自家栽培を開始。

2019年より規模を拡大し、2024年5月時点では約38ヘクタールの面積でデントコーン、牧草、稲(WCS)、ライ麦などの飼料を栽培している。

また、近隣の稲作農家と協力し、稲わらとたい肥を交換するなど地域内での資源循環にも力を入れている。

長野県松本エリアでは、高齢化により、遊休耕地が増加し、佐藤牧場ではそのような農地を譲り受け、デントコーンや牧草などの飼料を栽培しいている。

また、他生産者がそばの実などの作物を収穫したあとの畑の空き期間を借りてライ麦の二毛作を行なうことで、地域資源の活⽤と自給飼料の面積の拡大につなげている。

―――こうした食料自給率アップに取り組む生活クラブや長野県の生産者たちと出会い、話を聞き、仕事の現場をみてきた日本大学芸術学部の学生たちが、どんな感性と“自分ごととして動くクリエイティブ”を発揮し、発信するか。

生活クラブの今後の発信に、注目を↓↓↓
https://seikatsuclub.coop/

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