犬の飼い主が絶対にやってはいけない『4つの飼い方』自分や愛犬が苦痛に感じるNG行為とは?

2024-09-03 20:00

この記事では、犬の飼い主が絶対にやってはいけない飼い方をご紹介します。どんな行為が犬にとってNGなのか、ぜひチェックしてくださいね。

1.犬を人間扱いする

テーブルにつく犬

犬を人間扱いした飼い方はNGです。近年、愛犬を家族同然の存在だと考える飼い主さんはとても多いですが、だからといって犬と人間を全く同じように扱うのは良くありません。

犬の生態を無視して人間と同じ生活をさせる行為は、結果的に犬を苦しませてしまう場合があるためです。

例えば、美味しい物を食べさせたいからといって、人間と同じ味付けのされた高カロリーの食事ばかりさせていると、犬は高血圧や肥満などの病気になるリスクがあります。

人間にとって美味しく食べられる食材であっても、犬に有害な物であれば命を奪ってしまうこともあるでしょう。

他にも、家の中でも犬に洋服を常に着せる行為や、人間のように毎日お風呂に入れる飼い方は犬の皮膚に悪影響を及ぼします。

犬と人間は最高のパートナーだと言われていますが、全く別の生物だということを理解し、適切な飼い方をするようにしましょう。

2.しつけを全くしない

いたずらをしたラブラドール

しつけを全くしない飼い方も犬には絶対にNGです。「可哀想だから」「のびのび育てたいから」と全くしつけをしない飼い主さんが時々いらっしゃいますが、それは犬の為にも良くありません。

犬は他のペットと違って散歩に行くなど外に出ることが多いため、人間社会に順応できるように最低限のしつけをしておく必要があります。

全くしつけをしていない場合、犬が原因で知らない人とトラブルになったり、外に連れ出した時に犬自身に大きなストレスがかかってしまう可能性が高いです。

周囲とのトラブルを防ぐためにも、犬には「マテ」「オスワリ」「オイデ」など最低限のしつけを行うようにしましょう。

犬はある程度コントロールしてあげたほうが精神的に落ち着くとも言われていますので、しつけをしっかり行ったほうが犬も飼い主も暮らしやすくなるはずですよ。

3.上下関係を意識した厳しいしつけを行う

座った犬と人の腕

しつけを全くしないのはNGだとお伝えしましたが、だからといって犬にしつけを厳しくしすぎるのも良くありません。

以前は「上下関係」を意識し、飼い主がボスだと分からせるため犬に体罰を行ったり、厳しく叱りつける方法を推奨するトレーナーも多くいました。

確かに、暴力を利用したり犬に対して威圧的な態度を取っていれば、飼い主の言う事を聞くようになる場合もあったでしょう。

しかし体罰や叱ることをメインにしたしつけの方法は、恐怖で犬を押さえつけているに他ならず、犬と飼い主との関係を作る上で不適切だという考え方が現在では広まっています。怯えた愛犬を見るのは、飼い主さん自身も辛いですよね。

犬とよりよい関係性を築くためには、上下関係ではなく「信頼関係」を意識したしつけが必要です。暴力は使わず、褒めて信頼し合う関係を作ることが理想的な犬と飼い主の関係性だといえるでしょう。

4.不適切な生活環境で飼う

ケージの中の犬

不適切な生活環境で飼育されるのは、犬にとって大きな苦痛になります。

犬に適していない飼育環境は以下のとおりです。

  • 外飼い
  • 温度管理をしていない
  • 不衛生
  • 犬の体に対してスペースが狭すぎる
  • 散らかっている

これらの環境で飼い続けていると犬が病気やストレスによって体調を崩し、最悪の場合は死んでしまうこともあります。

飼い主は愛犬が健康で快適に暮らせるような環境を作ることを意識してください。

まとめ

指をさされる犬

犬の飼い主が絶対にやってはいけない飼い方をご紹介しました。もしご自身の飼い方が当てはまっていた場合は、愛犬のためにすぐにでも改善するようにしましょう。

自分の飼い方が正しいのか不安になった時は、獣医師やドッグトレーナーなど専門家に相談してみてくださいね。

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