飼い主さんによってセンターに持ち込まれたわんこ。「殺してくれ」と言われた悲劇の犬に起きた奇跡に、多くの人が感動したようです。
今回ご紹介するのは、Instagramアカウント「maruru_wishforlife」に投稿された1本の動画です。捨てられた犬の様子を捉えた動画は77万4000回以上も再生され、「胸が苦しくなりました」「どんなに寂しかっただろう…」「この子の気持ちを思うといたたまれない」など、多くのコメントが寄せられ話題になっています。
捨て犬、切なく泣き叫ぶ
とあるセンターにやってきたのは、ミックス犬を連れた高齢者。自身の年齢を鑑みてなのでしょうか、無慈悲にも12年連れ添ったわんこを「殺してくれ」と言い残して置いて行ったそうです。
センターに置いて行かれたわんこは、ゲートをカリカリと引っ掻いて泣き叫んでいたそう。ときには1時間以上錯乱することもありました。
ひとりぼっちになったわんこは、夜になると過呼吸のような症状を起こして倒れてしまうことが増えたといいます。ときには救急外来に運ばれることもありましたが、検査結果に異常はなく、不安やストレスによるものと診断を受けたそうです。
身も心もボロボロになりながら「帰りたい」と必死にカリカリする姿は、多くの人の心を痛めました。
里親さんとの出会い
そんなわんこを家族として迎え入れたのが、猫を多頭飼いしている「maruru_wishforlife」さんです。あまりに悲惨なわんこに第二の犬生を贈りたいとの気持ちで引き取ったといいます。猫たちとともにわんこを迎え入れると、『まるる』という素敵な名前をプレゼントしました。
シニア期であったまるるちゃんは、肝臓の数値が悪いことや、腫瘍が6個もあることなど、健康問題も抱えていました。体に負担がないよう、段階を踏んで手術を済ませたといいます。心配していた腫瘍もすべて良性との診断が下り、本格的に幸せな暮らしが始まったのでした。
77万人が泣いた、現在の姿
現在のまるるちゃんは、心身ともに回復してすっかり別犬のような姿に!表情も一段と柔らかくなり、新しい犬生に満足していることが伝わります。シニア犬ならではの包容力からか、猫たちともすぐに打ち解けたのだそう。
まるるちゃんと暮らすうち、お散歩が大好きなことや、寝起きが可愛いことなど、色々な発見があったのだとか。愛を注げば注ぐほど変わっていく姿が愛おしく、毎日マッサージしたりおでかけに連れて行ったりと溺愛しているそうです。
とはいえ、飼い主さんの姿が見えなくなると鳴きだすなど不安定さを見せる瞬間も…。飼い主さんはそんなまるるちゃんもすべて受け止めており、無理せずゆっくり慣れてほしいとつづっています。
また、センターと今の飼い主さんの素敵なご縁を繋いだのは「保護っ子ふれあいMOKOん家」という保護団体さんだそうです。センターとやり取りをして命の期限を延ばし、必死に飼い主を探し、なんと神戸から東京の飼い主さんのお家までまるるちゃんを届けてくれたのだとか!
この投稿には、「助けてくださりありがとうございます」「まるるちゃん幸せそうで本当に良かった」「病気になっても一生幸せにする覚悟がないなら、命に関わってはいけない」など、多くのコメントが寄せられたのでした。
Instagramアカウント「maruru_wishforlife」には、生まれ変わったまるるちゃんの可愛い姿がたくさん投稿されています。是非チェックしてみてくださいね!
写真・動画提供:Instagramアカウント「maruru_wishforlife」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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